【アイビスSD2022レース回顧】杉原誠人騎手がビリーバーで鮮やかに差し切り重賞初制覇!

レース回顧2022

第22回アイビスサマーダッシュが7月31日に新潟競馬場で行われた。

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やっぱり8枠!ビリーバーがゴール前で鮮やかに差し切る!

新潟競馬場の芝、直線1000mで行われるアイビスSDは、外枠有利と言われている。

どんなレースでも枠順による有利、不利はあるが、アイビスSDほど枠順に左右される重賞はないのではないか。

 

 

昨年のアイビスSDでは、最内1枠1番のバカラクイーンが、ただ1頭だけ内ラチを選択し、見事に3着に入った。それもあってか、今年は1枠と2枠の4頭がスタート直後に内へ、その他の馬は外へと向かった。

 

内に4頭、外に14頭。海外の直線レースで左右に分かれるのを見るが、今後のアイビスSDでも、この光景が見られるかもしれない。

 

私の本命8枠17番シンシティは、鞍上の富田暁騎手がスタートダッシュを決めて、期待通りに外ラチ沿いの好ポジションをキープ、そのまま逃げた。逃げたと言うのは、外の馬たちの中での話で、内では藤田菜七子騎手のスティクスが逃げていた。

 

シンシティが逃げ粘れると思ったのだが、残り200mを切ったところで、それまでシンシティの後ろで脚を溜めていた同じ8枠のビリーバーが一気に抜け出し、ゴール前でシンシティを捕らえた。

シンシティは、最後までよく粘って2着に入った。

ビリーバーと同じく道中は馬群の後方で脚を溜めていた3枠ロードベイリーフが鋭く伸びて3着に入った。

大外8枠18番のレジェーロが4着。内で逃げたスティクスが5着に粘った。

 

勝ったビリーバーの杉原誠人騎手はもちろん、3着に入ったロードベイリーフの西村淳也騎手も非常に上手く乗ったのではないかと思う。

西村騎手は、スタートが速くないロードベイリーフを無理に押して前に行かずに、馬群の後方で外に持ち出し脚を溜め、最後は馬群を捌いて追い込んでいた。3枠という内枠に入ったこともあって14番人気と人気薄だったが、アイビスSDと好相性のステップレース、韋駄天Sでは2着に入っており、ここまで軽視される存在ではなかった、と後になって思う。

ちなみにビリーバーも韋駄天Sで4着に入っていた。

 

終わってみると、8枠の3頭が1、2、4着と好走。8枠有利説を証明する結果となった。

また、前走韋駄天S組が好走するというのも忘れてはいけない、と自分に言い聞かせている。

 

予想と結果
1着 ビリーバー(7番人気)
2着◎シンシティ(2番人気)
3着 ロードベイリーフ(14番人気)
4着 レジェーロ(16番人気)
5着 スティクス(13番人気)

7着△マリアズハート(5番人気)
8着▲マウンテンムスメ(6番人気)
10着△ライオンボス(9番人気)
11着◯トキメキ(3番人気)

 

本命シンシティが予想通りの競馬をして2着に入ったことで、すっかり満足していたが、印を打った馬で掲示板に載ったのがシンシティしかいないという残念な結果に。

前走韋駄天S組から3着のシンシティ、1着のマリアズハートに印を打ったのだから、2着のロードベイリーフと4着のビリーバーのことももっと重視すべきだった。

アドマイヤムーン産駒のトキメキマウンテンムスメはアイビスSD向きだと思ったのだけど…。

 

【アイビスSD2022予想】8枠シンシティがスピード活かして外ラ...
第22回アイビスサマーダッシュが新潟競馬場で開催される。本命は、8枠◎シンシティ。まず、新潟千直で有利とされる外枠に入ったのが大きい。

 

いちご
いちご

あれこれ考えずに素直に8枠の3頭を買えば良かったのかもしれない。

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杉原誠人騎手&ビリーバー、人馬ともに重賞初制覇!

見事アイビスSDを制したビリーバーと鞍上の杉原誠人騎手は、人馬ともに重賞初制覇。

杉原騎手は、デビュー12年目での重賞初制覇となった。

 

 

嬉しい重賞初制覇となった杉原騎手のレース後のコメントを引用する。

 

1着 ビリーバー(杉原誠人騎手)
「枠順が良かったですし、いつも以上にスタートも速くて本当に私の理想通りのポジションが楽に取れました。道中は引っぱりきりというかそんな感じで運べましたし、あとは何とか(前が)あいてくれと思ってうまくあいてくれて良かったです。
(重賞初制覇は)時間がかかりましたが藤沢調教師が引退されて、フリーになって一年目で心機一転何とか自分なりにしていこうというところで勝てたのは非常に大きいですし、これから頑張っていきたいです。いつも乗せていただいてる厩舎で調教師もそうですが、オーナーも何とかJRAの重賞を、と思うところなのでこの枠と、まず抽選に入ったことで運を使ってしまったかなと思いましたが、それでも16番を引けましたし、まだまだ何かあるのではないかと期待を込めて乗っていました。
7歳で結構数を重ねていますが、いつも一生懸命走ってくれる馬で頭の下がる思いです。残り何戦するか分からないですが全力で重賞勝ち馬として頑張ってもらいたいと思います」

 

杉原騎手は、デビューからずっと藤沢厩舎に所属していたが、藤沢調教師が今年2月末に定年を迎えて引退したため、フリーになっていた。

杉原騎手のコメントにあるように、石毛善彦調教師、オーナーの(有)ミルファームも、これが重賞初制覇。

 

ゴール後に右手を突き上げ、ビリーバーの首をポンと叩いて喜ぶ笑顔の杉原騎手の姿が印象的だった。

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