武豊騎手は、昨日、札幌で7鞍に騎乗、9Rのおおぞら特別を7番人気の伏兵テンテキセンセキで勝利した。
本来8鞍に騎乗するはずだったが、5R新馬戦のコモドアーズが、武豊騎手からの申告によって出走直前に馬体検査を行い、異常が認められたため除外となった。コモドアーズは、人気にもなっており、私の目にはパドックでの雰囲気も良く見えたので、除外は残念ではあったが、出走前に気付けたことは、何よりもコモドアーズにとって良かったと思う。
クイーンSの本命はウォーターナビレラ！初対決の古馬を破って秋に弾みを！
第70回クイーンステークスが7月31日に札幌競馬場で行われる。
本命は、武豊騎手騎乗、武幸四郎厩舎の◎ウォーターナビレラ。
阪神JF3着、桜花賞2着とG1制覇まであと一歩なのだが、先行して早めに抜け出したところをゴール前で決め手のある馬に差されるというパターンが続いている。
それでも掲示板を外したことはなかったのだが、前走のオークスでは13着と惨敗。2400mという距離不安で人気を落とすなら、逆に狙いたいと考え、私はオークスでウォーターナビレラを本命にした。しかし、他馬の放馬による影響でスタートが大幅に遅れたことも影響したのか、ゲート内で突進して出遅れ、後方からレースを進めることになり、この馬本来の競馬をすることなくオークスを終えた。
ウォーターナビレラは、今回、初めて古馬と対決することになる。3歳ということで52キロの斤量で出走できるのは、やはり有利だろう。さらに札幌で新馬勝ちを決めているように洋芝も問題ない。
土曜の札幌の芝のレースは内枠有利の傾向だった。開幕2週目でまだまだ内の馬場が良い状態なのだろう。前崩れにならない限り、外差しは厳しい状況。
ウォーターナビレラは、本来スタートは良く、ダッシュを効かせて先行するタイプ。出走馬の中で逃げるのは、おそらく2枠のローザノワールか、もしくは5枠のラヴユーライヴか。いずれにしても内の馬を行かせて、外から2〜3番手に付けることが出来れば、ロスなく馬場の良い内を走らせることが出来るだろうし、本来の競馬が出来れば、古馬相手でもオークスのような惨敗はないはずだ。
ここを勝って、秋華賞に向けて弾みをつけたい。さらには武豊騎手のJRA重賞350勝もここでビシッと決めたいところだ。
クイーンS2022予想 最終結論
本命◎ウォーターナビレラ以外の印について。
対抗は◯ローザノワール。
函館開催の昨年は逃げて6着。ゴール前で後続馬に捕まったが、それでも勝ち馬とは0.4秒差。土曜の札幌の芝の傾向から内枠有利で前残りの可能性は十分ある。
前走ヴィクトリアマイルでは18番人気と最低人気の低評価だったが、逃げて4着、しかも勝ったソダシとは0.3秒差。6歳だが、まだ走れる。自分の競馬が出来ればなお良い。
他では5枠のラヴユーライヴあたりがハナを主張するかもしれないが、2枠と内枠に入ったローザノワールの田中勝春騎手が譲らないだろう。
札幌で新馬勝ちを決めている▲ホウオウピースフル。
前走は函館の巴賞を勝っている。オルフェーヴル産駒で洋芝適正十分。
横山武史騎手に乗り替わりとなるが、昨日の芝のレースでは、馬場状態を読んだ積極的なレースをしていた印象。おそらく内枠を活かした競馬をするだろう。
穴っぽいところで△ラヴユーライヴ。
ディープインパクト産駒だが、札幌の芝で2戦2勝。いずれも逃げ切り勝ち。内にローザノワールがいるため無理に競ることはないと思うが、おそらく前に行くのではないか。得意の舞台で上位に食い込むチャンスがありそう。
もう一頭△メイショウミモザ。
勝ち鞍は1200mがほとんどで、2走前にマイルの阪神牝馬Sを勝った。ハーツクライ×メイショウベルーガで、1800mへの距離延長は問題ないと見る。洋芝も合う。
予想
◎ウォーターナビレラ
◯ローザノワール
▲ホウオウピースフル
△ラヴユーライヴ
△メイショウミモザ
