第58回札幌記念が8月21日に札幌競馬場で行われた。
ジャックドール、控える競馬で勝つ!本命ウインマリリンは3着
札幌記念は、天候は晴れ、馬場状態は良馬場で行われた。
1番人気に推されたのは、昨年の覇者、白毛馬ソダシ。2番人気にパンサラッサ、3番人気はジャックドールであった。
私の本命は、牝馬ウインマリリン。
パンサラッサが逃げれば、おそらくハイペースのタフなレースになる。そう考えた。
逃げるのに絶好の内の2枠に入ったパンサラッサだが、出脚が鈍くハナに立つのにもたついた。その間に外からダッシュを効かせたユニコーンライオンが一旦は先頭に立った。
しかし、ユニコーンライオンは、パンサラッサと同じ矢作厩舎の馬。ハナ争いをするつもりはないだろうと思ったが、やはりその通りで、パンサラッサが前に出ると譲る形で2番手に控えた。
逃げるのにもたつくパンサラッサが外から他馬に被されるのを防ぐために同厩のユニコーンライオンが壁になったのではないか?というような考えが一瞬浮かんだが、実際どうなのかはわからない。
とにかく予想通りにパンサラッサが逃げ、2番手にユニコーンライオン、3番手ウインマリリン、4番手ジャックドール、5番手ソダシと続いた。
3〜4コーナーでユニコーンライオンの手応えが怪しくなり、代わって外から楽な手応えでジャックドールが上がって行った。
さらに、ユニコーンライオンの内、ラチ沿いから上がって行ったのがウインマリリン。こちらは、鞍上の松岡騎手が鞭を入れながら追っていた。普通なら不安になるところだが、ウインマリリンはガシガシ追われて伸びるタイプであると考えていたので、ここからだと思い、むしろ期待して見ていた。
しかし、ウインマリリンは、パンサラッサとジャックドールの2頭を捕らえきれず3着まで。
勝ったのは、競り合いを制したジャックドール。2着に逃げ粘ったパンサラッサ。
4着にアラタ。1番人気のソダシは、直線で伸びを欠いて5着に終わった。
前走ドバイ組のグローリーヴェイズは6着、ユーバーレーベンは11着。
ユーバーレーベンの今回の馬体重は、498キロ。前走は海外のため比較は出来ないので、2走前の京都記念出走時の466キロと比べると、実に32キロ増。さすがに太かったか。
武豊騎手と久々にコンビを組んだ9歳馬マカヒキは最下位16着。2000mのスピード競馬に付いて行けなかったようだ。
予想と結果
1着 ジャックドール(3番人気)
2着◯パンサラッサ(2番人気)
3着◎ウインマリリン(5番人気)
4着 アラタ(12番人気)
5着△ソダシ(1番人気)
6着△グローリーヴェイズ(4番人気)
11着▲ユーバーレーベン(6番人気)
16着☆マカヒキ(10番人気)
ウインマリリンとパンサラッサのワイドのみ的中だが、松岡騎手とウインマリリンは、私が思った通りの競馬をしてくれたので、この結果には満足している。
ただ、澱みのないタフな流れになると踏んだ上でロベルト系のスクリーンヒーロー産駒であるウインマリリンを本命にしたのに、同じロベルト系で、スクリーンヒーローの孫、モーリス産駒のジャックドールを無印にしてしまったセンスの無さは反省している。
ウインマリリン松岡騎手「秋に向けて良かった」
レース後のコメントはこちら↓
【#札幌記念 レース後コメント】
ジャックドール藤岡佑介騎手、パンサラッサ吉田豊騎手らhttps://t.co/uPgzPNwrEY藤岡佑騎手
「ほぼ想定通りの展開でしたが、一つ誤算はジャックドール自身が思った以上にピタッと折り合ったことで、それが勝因だったと思います」※抜粋— netkeiba (@netkeiba) August 21, 2022
ウインマリリンの松岡騎手のコメント。
3着 ウインマリリン(松岡正海騎手)
「馬場が緩かったのは誤算でしたが、力のある馬に対して、最後まで踏ん張って頑張っていました。この馬の踏ん張りが戻ってきたのは、秋に向けて良かったです」
秋にどのレースを使うのか、注目したい。