POG指名はしないが(武豊騎手の)応援はすると書いたサトノゴールドが、ご存知の通り7月14日函館5Rの新馬戦を快勝した。
サトノゴールドの気性は父譲り?素質だけで新馬勝ち
まずは、レース後の武豊騎手のコメントから見てみよう。
1着 サトノゴールド(武豊騎手)
「素質だけで勝ちました。気性は幼く走ることに集中せず、真面目に走ったのは最後の1ハロンだけでした。いかにもゴールドシップという感じでした。伸びしろはありそうです」
函館の芝1800mで行われた新馬戦。7頭立てという少頭数もあってか、1000mの通過タイムは1分6秒6とかなりのスローペースでレースは進んだ。
内にカガジャドール、外にプントファイヤーという3頭併せの状態で4コーナー手前に差し掛かった時、武豊騎手はサトノゴールドを押して気合いをつけていたようだった。
直線では武豊騎手のサトノゴールドと岩田康誠騎手のプントファイヤーの一騎打ちに。
しかし、改めて馬を追うフォームが対照的な二人だ。私が好きなのは言うまでもないが武豊騎手のフォーム。たてがみに顔を埋めるかのように体を低く馬にぴったりとくっつき、決して馬上で体を大きく上下させたりしない。これで馬に力が伝わっているのだろうかと不思議になるほど美しいフォームだ。
サトノゴールドはゴール前でプントファイヤーとの競り合いを制すると1馬身半差をつけてデビュー戦を快勝、父ゴールドシップに産駒初勝利をプレゼントした。
3〜4コーナーで武豊騎手の手が動いているのを見た時はサトノゴールドの新馬勝ちはないと思ったのだが、直線で叩き合いになってからが強かった。武騎手の「真面目に走ったのは最後の1ハロンだけ」というコメントにも頷けるし、確かに伸びしろがありそうだ。
応援するだけでなくPOGで指名しておけばよかったかも(笑)
武豊騎手とのコンビを続行するようであれば今後も応援したい。
国枝厩舎の牝馬マジックキャッスルが新馬戦を4馬身差の圧勝
7月13日福島6R芝1200mの牝馬限定新馬戦に出走したディープインパクト産駒マジックキャッスル。
実は、私はツイッターでマジックキャッスルが気になると二度つぶやいていた。
ディープインパクト×ソーマジックのマジックキャッスル。
母ソーマジックは2008年の桜花賞3着馬。POGではこれぐらいの実績の母の産駒を狙うのが面白いと私は以前から考えている。G1をいくつも勝っている名牝の産駒はみんなが指名したがるし、指名する(私も指名する)。だから、活躍したともしてないとも言えない微妙なラインの牝馬の産駒を2〜3頭こっそり指名するのだ。
例えばアパパネの産駒ラインベックをnetkeiba POGで指名したのは8191人いる。一方、マジックキャッスルの指名者はというと、180人。
ちなみに私はラインベックも指名していない。
アパパネとアーモンドアイという2頭の三冠牝馬の活躍もあって、国枝厩舎にはどちらかというと牝馬に強いイメージがある。
マジックキャッスルが気になった理由の一つには国枝厩舎の牝馬というのもあった。しかし、ディープ産駒の牝馬を福島の芝1200mでデビューさせるというのがどうも引っかかって、結局指名はしなかった。
マジックキャッスルの新馬戦の結果はというと、2着に4馬身差をつける圧勝だった。
POGで指名した馬はもちろんだが、気になっていたけど結局指名しなかった馬の動向もやはり気になるもの。
戸崎騎手はレース後、マジックキャッスルについて「距離は延びても大丈夫そう」とコメントをしているが、実際に距離が延びてどんな走りを見せるのか楽しみだ。