今週から新潟、札幌の2場開催となった。パドックをじっくり見ようと思ったら、2場でも私にとっては、まだ慌ただしいくらいなのだけど、楽しいから、つい2場とも見てしまう。
アイビスサマーダッシュの本命は8枠シンシティ
第22回アイビスサマーダッシュが7月31日に新潟競馬場で開催される。
本命は、8枠◎シンシティ。
まず、新潟千直で有利とされる外枠に入ったのが大きい。
シンシティは、前走、同条件である新潟千直の韋駄天Sで3着に入った。実は、その前走がシンシティにとって初芝だった。
3枠5番に入ったシンシティは、スタートダッシュを決めて先手を取るのに成功。しかし、すぐ外の同枠6番スティクスも譲らず2頭で並走する形で外へと移動。結局、外ラチ沿いはスティクスが取ったが、残り200mを過ぎたあたりでシンシティがスティクスを抜き去った。そこで、外枠発走から好位で脚を溜めていたマリアズハートに交わされ、さらには、これもマリアズハートと同じような位置で脚を溜めていたロードベイリーフにも交わされ、結局、3着となった。
しかし、上位2頭が8枠、6枠と外枠だったのとは違い、シンシティは内の3枠から外へと移動するのに脚を使っただけでなく、スティクスと前で競り合うという厳しい展開での3着。しかも、勝ち馬との着差は0.1秒。2着馬とはタイム差なしのクビ差。初芝でこれだけの内容なら上々だろう。
芝でもテンのスピードがあるところを見せたシンシティ。8枠に入った今回は、すんなりと外ラチ沿いの好ポジションをキープ出来るはず。芝2戦目にして重賞初制覇のチャンスは十分にある。
アイビスSD2022予想 最終結論
本命◎シンシティ以外の印について。
対抗は◯トキメキ。
実は、シンシティとどちらを本命にするか、かなり迷った。最終的に、より外の枠に入ったシンシティを本命とした。
トキメキは、シンシティと比べるとテンのスピードが速い方ではない。しかし、前走、新潟千直の駿風Sでは初コンビの松山騎手が内の2枠からスタートを決めて好位からレースを進め、残り300〜250m辺りから松山騎手が追い出すと、トキメキは、それに応えてグイグイと脚を伸ばし見事に勝利した。
トキメキは、それほど成績が振るわなかった昨年にアイビスSDで4着に入っている。5歳牝馬だが、3走前から2着、2着、そして前走1着と、ここに来て調子は上向き、安定して走れるようになってきた。引き続き松山騎手が騎乗するのも心強く、昨年よりも上位が狙える。
単穴にトキメキと同じアドマイヤムーン産駒▲マウンテンムスメ。
新潟千直は2戦して1着、4着。適性はある。それにデムーロ騎手は、ベルカントでアイビスSDを連覇しており、鞍上にとって相性の良いレースでもある。
押さえておきたいのは△ライオンボス。
2019年からアイビスSDに出走しており、2019年（6枠）は1着、2020年（7枠）と2021年（6枠）は、いずれも2着。外枠なら迷わず重い印を打とうと思っていたが、何と今年は1枠1番と最内枠に入ってしまった。しかし、昨年のアイビスSD、そして本日、土曜の新潟最終レースの千直でも1枠1番の馬が、ただ1頭だけ内ラチ沿いを選択して好走しており、全くチャンスがないわけではない。
それに、鞍上は、坂井瑠星騎手だ。何かやってくれると期待したい。
もう一頭△マリアズハート。この馬も外枠に入って欲しかった。新潟千直2戦2勝と負けなしだが、いずれも8枠だった。
予想
◎シンシティ
◯トキメキ
▲マウンテンムスメ
△ライオンボス
△マリアズハート
