netkeiba POGで指名しているマイラプソディが9月14日に阪神競馬場で行われた野路菊ステークスに出走した。
武豊騎手「来年が楽しみです」
5頭立てで行われた今年の野路菊S。
スタートで出遅れたマイラプソディ。
しかし、馬群から離されないよう上がって行って4番手に付けた。
逃げたのは福永騎手が騎乗する2番人気のグランスピード。前半1000mの通過タイムは1分1秒6。福永騎手が作り出したゆったりとしたペースでレースは進んだ。
4コーナーで5頭一団となり、マイラプソディは楽な手応えで直線に入ると、早くもグランスピードと園田から参戦の地方馬エキサイターに外から並びかけた。
後ろのメイショウラツワンとアイファーベイジュは鞍上がムチを入れて必死に追っていたが、マイラプソディは武豊騎手がまだ軽く追うだけ。他馬とは明らかに脚色が違った。
武豊騎手がマイラプソディにムチを入れたのは残り200mを過ぎてから一度だけ。
最後は流して逃げて2着に粘ったグランスピードに5馬身差をつけて圧勝。
勝ち時計は1分47秒4。上がりはもちろん最速の33.4秒。
楽勝、圧勝、完勝だった。
武豊騎手と福永騎手のレース後のコメント。
1着 マイラプソディ(武豊騎手)
「スタートは前走と同様、あまり速くありませんでしたが、道中の走りは良かったです。余裕を持って追い出してしっかり反応してくれました。レースに不満はありません。ステッキは気を抜かせないように1回くらい。ラストまでしっかり走っています。2戦目でいい方向に行っています。来年が楽しみです」
2着 グランスピード(福永祐一騎手)
「(勝ち馬に)早めに来られました。スローに落としたのですが……。馬は本当に頑張っています」
武豊騎手が「余裕を持って追い出して」とコメントしているが、確かに直線でグランスピードに並びかけてから少し追うのを待っていた。
一方、福永騎手の「スローに落としたのですが……。」というコメント。普通なら勝ちパターンだったと思うが、今回は相手が強かった。
武豊騎手はマイラプソディについて日記に「新馬戦の勝ち方が非常に良かった馬で、ここも連勝できるようなら将来の楽しみが大きく膨らみます。」と書いていたが、これで将来の楽しみが大きく膨らんだだろう。
とにかく怪我なく無事にいって欲しい。
キーファーズのピアシックで怒涛の追い込みを決める
また、武豊騎手は日記にマイラプソディのオーナーについて「この馬のオーナーはボクを熱烈に応援してくださるキーファーズ。」と書いていた。
武豊騎手は日曜の阪神6Rダート1200m(3歳以上1勝クラス)でそのキーファーズの馬、ピアシック(牡3)に騎乗した。
1枠1番のピアシックはスタートで出遅れ。ポツンと最後方からレースを進めた。
4コーナーを回って直線を向いた時もピアシックはまだ最後方のまま。
さすがにこれでは掲示板も無理だろう。
そう思って観ていたら……
怒涛の追い込みを決めて一気に先頭に躍り出た武豊騎手とピアシック!
大げさではなく他馬が止まって見えた。
最後は流してゴール。8番人気のピアシックがルメール騎手騎乗の1番人気シャドウハンターに3馬身差をつけて快勝した。
ピアシックの馬体重が4月の前走から28キロ増えていたのは減らした分を戻したのと成長分か。距離も1200mが合っているのかもしれない。
凱旋門賞に向けて武豊騎手&キーファーズに良い流れが来ているようだ。