このブログ「競馬のある週末」は、ご覧のとおりの競馬ブログです。
開設から1ヶ月にも満たないブログですが、先日グーグルアドセンス(Google AdSense)の審査に合格しましたので、これからその経緯について書きます。
なぜなら、私自身アドセンス審査に申請する前に“競馬ブログ”、“アドセンス”、“合格”といったキーワードで検索して様々なブログの体験談を読んで励まされたから。
無料ブログからの脱却
私はこれまで10年以上競馬ブログを続けていて、このブログを開設する直前まで利用していたFC2ブログに関しては約9年間もお世話になりました。
9年間お世話になったFC2ブログに別れを告げる
この「競馬のある週末」は独自ドメインとレンタルサーバーを利用してWordPressでブログを運営しています。
ブログの最初の記事に簡単な経緯を書きました。
FC2ブログがアドセンスの「サイトを追加」で拒否されてしまう
実は、FC2ブログで運営していた競馬ブログにもグーグルアドセンスを掲載していました。もちろん、アドセンスを掲載することを許可されたサイトとしてです。
現在、新たにグーグルアドセンスの審査を受ける、あるいは、新たなサイトを追加するためには、いずれも審査を受け、それに合格することが必要となっています。
ここで、一つ補足しておきますと、私はこのブログで初めてアドセンスの審査に申請したのではありません。過去に別のブログで合格してアカウントはすでに持っていました。
つまり、このブログはアドセンスの「サイトを追加」の審査に合格したのです。
しかし、推測ではありますが、おそらく審査基準は同じであると思います。
かつては最初のサイトがアドセンスの審査に合格して無事にアカウントを取得することができたら、自分が所有する他の複数のサイトを審査なしに追加することが可能でした。
しかも、それが無料ブログであっても問題はなかったのです。
しかし、現在は無料ブログでは審査に申請することすらできません。
私は実際に「サイトを追加」でFC2ブログを追加しようと思い、最初の手順として「まずはウェブサイトです」と書かれたページにブログのURLを入力しました。
すると、「このURLをサイトとして指定することはできません」と表示されてしまったのです。
これまでは簡単にサイトを追加できていたのに…。
何かの間違いかと思って何度か試してみたのですが、結果は同じでした。
調べてみてわかったのが、現在は「サイトを追加」するのにも審査が必要であること、無料ブログは審査してもらうことすらできないということでした。
その「サイトを追加」で追加しようとしていたのが、FC2ブログで運営していた競馬ブログでした。
私は有料プランではなく、無料プランでFC2ブログを利用していました。
ですので、これから書くのはあくまでも無料プランのFC2ブログについてです。
さっき「FC2ブログで運営していた競馬ブログにもグーグルアドセンスを掲載していました」と書いていたじゃないかと思われたでしょう。
掲載していました。FC2ブログをSSL化する前のURLには。
アドセンスの審査に申請する際に入力するサイトのURLは、例えばこのブログですと、
keibagasuki.com
上記の部分になります。「https://」あるいは「http://」の部分は入力する必要はありません。
FC2ブログの無料プランでSSL化をしていないブログのURL(※サーバー番号の表示がある場合)は、
http://○○○.blog▲▲.fc2.com
blog▲▲の「▲▲」には数字が入っています。
これは、FC2側から割り当てられたサーバー番号です。
無料プランのFC2ブログをSSL化すると、このサーバー番号が消えて、
https://○○○.blog.fc2.com
上記のようになり、「○○○.blog▲▲.fc2.com」から「○○○.blog.fc2.com」にブログのURLが変わったと見なされるため、アドセンスの再審査を受ける必要が出てくるのです。
それで、私は何も知らずにこれまで通り「サイトを追加」でSSL化したFC2ブログの競馬ブログを追加しようとしたところ、「このURLをサイトとして指定することはできません」と拒否されてしまったのです。
しかし、FC2ブログがアドセンスの審査を拒否されたからWordPressで新たに競馬ブログを立ち上げようと考えたわけではありません。
先にWordPressで競馬ブログを新設することを決めて、これまで面倒くさくて放置していたFC2ブログのSSL化をしたら、こうなったという流れです。
独自ドメイン取得、レンタルサーバー利用でWordPressブログを開設
WordPressでブログを開設するにあたって、独自ドメインの取得とレンタルサーバーの契約をします。
私は以前から他のブログをWordPressで運営しており、その際にレンタルサーバーの契約をしました。そのサーバーに新たなWordPressブログを開設するのに十分な容量があったので、レンタルサーバーに関しては、契約しているサーバーを利用しています。
それが、エックスサーバーです。
エックスサーバーは、わかりやすいサーバーパネルで、私のような初心者でも扱いやすいのが特徴のひとつ。実は、エックスサーバーの前に別のレンタルサーバーを利用していたのですが、サーバーパネルがわかりにくいのが難点でした。
私がエックスサーバーへの移行を検討していた時期にちょうどドメイン無料キャンペーンをしていたこともあり、さらに他社で運用しているWordPressをエックスサーバーへ移行させるのは簡単ということだったので、乗り換えを決めました。
エックスサーバーのWordPress簡単インストール機能を使えば、サクッとインストールできます。
エックスサーバーとエックスサーバードメインの話
エックスサーバーのプランにはX10、X20、X30があります。
私はディスクスペース(SSD)が200GB、MySQLが50個のX10プランを利用しています。
1つのMySQL(MySQL5を利用したデータベース)を利用して1つのWordPressを運用するとしたら、50個のWordPressが運用できます。ディスク容量を超えなければの話ですが。
ちなみにX20はディスクスペース(SSD)が300GB、MySQLが70個。
X30はディスクスペース(SSD)が400GB、MySQLが70個。
容量が大きいプランほど月額費用が当然高くなります。
私は長く利用すると決めていたので、X10プランを36ヶ月契約しています。
契約期間は「3ヶ月」、「6ヶ月」、「12ヶ月」、「24ヶ月」、「36ヶ月」とあり、これは長期契約するほど月額費用がお得になるようになっています。
ちなみにX10プランを「3ヶ月」だと月額1,200円(税抜き)、「36ヶ月」だと月額900円(税抜き)になります。
各プランの詳細については、エックスサーバーでご確認ください。
ドメイン無料キャンペーンでもらったドメインは他のブログで利用しているので、この「競馬のある週末」のドメインは、新たに取得しなければなりませんでしたが、エックスサーバードメインの「.com」の価格が手頃だったこともあって、エックスサーバードメインで取得しました。
「.com」にすることは前々から決めていました。
エックスサーバードメインの「.com」の料金(※2019年7月2日現在)は以下の通り。
種類 | 区分 | 年額 |
.com | 取得 | 780円(税込:842円) |
移管/更新 | 1,180円(税込:1,274円) |
ドメインはあれこれ考えた結果「keibagasuki.com」に決めました。
現在エックスサーバーではサーバー新規契約でドメインが1つ無料でもらえるドメインプレゼントキャンペーン開催中です。
私が契約した時もこのドメインプレゼントキャンペーン開催中でした。
ドメインは、「.com」、「.net」、「.info」、「.org」、「.biz」、「.xyz」、「.link」、「.click」の8種から選べます。
キャンペーン対象は「キャンペーン期間中に、新規にお申し込みいただいたサーバーアカウント」。
キャンペーン期間は「2019年5月21日(火)12:00 ~ 2019年7月4日(木)18:00まで」。
キャンペーン期間はまもなく終了します。
独自ドメインとレンタルサーバーの準備が整ったら、いよいよWordPressでブログを開設します。
WordPress簡単インストールの手順についてはエックスサーバーにわかりやすい説明があります。そちらをご覧ください。
なお、このブログは無料テーマCocoonを使用させていただいています。
アドセンスの審査に申請することを視野に入れて記事を書く
WordPressでのブログ開設に興味のない方には長い前置きになってしまいましたが、ここからがアドセンスの審査に関する内容になります。
この「競馬のある週末」に最初の記事を書いたのは2019年6月15日。
記事の冒頭でも触れましたが、最初の記事にはブログを始める経緯を書きました。
2つ目は宝塚記念の枠順確定の記事。
3つ目は競馬関連本の記事。
4つ目にPOG、そして5つ目で宝塚記念の予想記事を書いています。
アドセンスの審査に関して書かれたサイトには、審査用の記事を書くことを勧めるものもありますが、私は競馬に関する記事を書きました。
というのも、例え審査用に書きたいものとは違う内容の記事を書いて審査に合格したとしても、グーグルアドセンスからのチェックはそこで終わるわけではないからです。
審査に合格しても、その後ポリシー違反であると判断されれば、広告の配信は止められてしまいます。
ですから、最初から「私のサイトはこういう内容の記事を書きますよ」というありのままを見せて審査してもらった方が良いと私は考えたのです。
グーグルアドセンスの禁止コンテンツの中には確かに「ギャンブルとゲームに関連するコンテンツ」があります。
AdSenseヘルプの禁止コンテンツ「ギャンブルとゲームに関連するコンテンツ」には、その例として次のようなものが挙げられています。
・オンライン カジノまたはオンライン ブックメーカー
・オンライン宝くじまたはオンライン スクラッチ カードの販売
・オンライン スポーツ賭博
・オンライン ギャンブルのページを宣伝する情報のまとめサイトまたはアフィリエイト サイト
「ギャンブルとゲームに関連するコンテンツ」の例に「競馬」とは書かれていません。
競馬ブログにどんな記事を書いてアドセンスの審査に合格したの?とお思いの方は、どうぞこのブログの記事をご覧ください。誤字脱字の修正ぐらいはしていますが、審査を受けた時と同じ内容です。
私が記事を書く上でアドセンスの申請を意識したのは、記事の文字数ぐらいです。
しかし、それも明確に何文字というのではなく、大体こんな感じかなといった程度ですので、記事によって文字数はまちまちです。
最初の審査に8記事で落ちる
8記事を書いた時点でグーグルアドセンスの「サイトを追加」で「競馬のある週末」の審査を申請しました。
審査の申請をする前の準備として記事を書く以外に私がしたのはプライバシーポリシーを記載したページの作成。それだけです。
無料プランのFC2ブログの時と違って、サイトのURLを入力したら、無事に審査の申請を受け付けてもらえました。
8つ目の記事はブログ開始から13日目の2019年6月28日に書いたラジオNIKKEI賞の枠順確定の記事でした。
審査の結果が出るまでには時間がかかるという噂でしたので、待っている間も記事を書こうと思っていたのですが、私の場合は、なんと申請をしたその日のうちに結果のメールが届きました。
「サイトを審査にお送りいただき、ありがとうございました」というお礼の後に次のような内容が書かれていました。
審査の結果、残念ながら、現時点ではお客様のサイトに広告を掲載することはできません。サイトに広告を表示できるようにするには、問題を解決してください。
「詳細については、アカウントの [サイト] ページをご覧ください」とあったので、見てみると、審査に落ちた理由として「価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)」とズバッと書いてありました…。
「価値の低い広告枠」という評価については素直に受け止めました。まだ8記事しかなく、アクセス数もほとんどないような状態でしたから。
しかし、「コンテンツが複製されているサイト」という評価には納得いきませんでした。
このブログの記事は、私が考え、私自身の言葉で書いた完全オリジナルの内容です。他のサイトからコピペしたものでは決してありません。
一体どこが悪かったのだろうか?と考えた時に、ふと思いついたのは、枠順確定の記事についてでした。
枠順確定の記事には、テーブルを作成して、枠番、馬番、馬名、騎手などを記載しています。もちろん、自分で作っていますが、同じように枠順確定の記事を書いている競馬ブログは他にもたくさんあるでしょう。競馬ブログだけではありません。JRAのホームページはもちろん、スポーツ新聞のサイトなどにも全く同じ内容が記載されているのです。
つまり、出馬表を記事に書くことがコンテンツの複製と見なされたのでは?と考えたのです。
しかし、せっかくテーブルを作って、出馬表を書いたのに、そうかもしれないという推測で記事からそれを消去するのは嫌でしたので、申請時に書いていた記事を手直しするのではなく、さらに記事を追加してコンテンツを増やすことに決めました。
ちなみに、WordPressでテーブルを作成するのには便利なTinyMCE Advancedというビジュアルエディターのプラグインがあるので、私はそれを使ってテーブルを作って出馬表を書いています。
2記事追加して10記事でアドセンスの審査に無事合格
めげずに9つ目の記事にCBC賞の枠順確定の記事を書き(もちろん出馬表も作成)、10記事目にPOGの記事を書いて、再審査に挑戦することにしました。
10記事目を書いたのは最初の審査に落ちた翌日の2019年6月29日。即日再審査の申請をしました。
再審査までは一定期間をあけたほうがよいと書いているサイトをいくつも見かけましたが、私は気にせず「えいやっ」という気持ちで申請しました。
そして、今回も申請したその日のうち、つまり6月29日にグーグルアドセンスから審査の結果を知らせるメールが届いたのです。
メールを開くまでもなく結果がわかりました。
件名に「お客様のサイトで AdSense 広告を配信する準備が整いました」とあったのです!
これまでの流れをまとめると次のようになります。
最初の記事を書いて「競馬のある週末」をスタートさせたのが2019年6月15日。
最初に審査の申請をしたのが2019年6月28日。記事数は8記事。その日のうちに不合格のメールが届く。理由は「価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)」。
既に書いた8記事の内容は修正せずそのままで2記事を追加。記事数10記事で、2019年6月29日に再審査の申請。その日のうちに「おめでとうございます!」と合格メールが届く。
グーグルアドセンスの審査に申請&合格した時点でのブログの運営期間は2週間、記事数は10記事ということになります。
まとめ
私のように好きなこと(競馬)について記事を書くのであれば、記事を書くという作業は苦痛でもなんでもなく、むしろ楽しいことなのですが、アドセンスの審査に合格するためだけに記事を書くとなると、大変な作業になるのではないかと思います。
私が書いたこの記事もそうですが、アドセンスの審査に関して書かれた記事はネット上にたくさんあります。
それらの一部を読んで、また、実際に自分が審査に合格してわかったことは、サイトの運営期間、記事数、記事の文字数、審査の結果を知らせるメールが届くまでの期間など、アドセンスの審査に合格または不合格だった時の状況は人それぞれに違うということです。
そもそも全く同じ内容のサイトなど存在しない(それこそ複製コンテンツになってしまいます)のですから、人と同じことをしたからといって合格するわけではないのだと思います。ただし、参考にはなると思います。
グーグルアドセンスからサイトを価値のある広告枠であると判断してもらえるようにオリジナリティのある記事を書いて、地道に良質なコンテンツを増やすことがアドセンス審査の合格につながるのではないかと私は考えます。