藤沢和雄厩舎のディープインパクト産駒の牝馬2頭が8月11日に新潟競馬場でデビューする。
指名したいと思える2歳馬が久しぶりに新馬戦に登場する。
カトゥルスフェリスは日曜新潟5R芝1800mでデビュー
2頭のうちの1頭はカトゥルスフェリス。
カトゥルスフェリス | ディープインパクト | サンデーサイレンス |
ウインドインハーヘア | ||
ステファニーズキトゥン | Kitten’s Joy | |
Unfold the Rose |
カトゥルスフェリスの母ステファニーズキトゥンはBCフィリー&メアターフをはじめアメリカのG1を5勝した名牝。
父は先日惜しまれながらこの世を去った名馬ディープインパクト。そんな両親から生まれたカトゥルスフェリスだ。活躍を期待され、注目も集まる。
しかし、カトゥルスフェリスはステファニーズキトゥンの初仔。もちろん初仔からいきなり活躍するケースはいくらでもあるが、POGで指名するとなると出来れば兄や姉が大活躍とまではいかなくとも、そこそこ活躍してくれている方が安心感がある。
ということで、カトゥルスフェリスは指名はせず見送ることにした。
カトゥルスフェリスは8月11日の新潟5R芝1800mでデビューする。鞍上はC.ルメール騎手。
オーナーはサンデーレーシング、生産牧場はノーザンファーム。
カトゥルスフェリスの馬名の意味は「仔猫(ラテン語)」。なぜ仔猫?
サンクテュエールは日曜新潟6R芝1600mでデビュー
もう1頭はサンクテュエール。
サンクテュエール | ディープインパクト | サンデーサイレンス |
ウインドインハーヘア | ||
ヒルダズパッション | Canadian Frontier | |
Executricker |
サンクテュエールの母ヒルダズパッションはアメリカのG1バレリーナSの他G2、G3を勝ったこれまた名牝。
カトゥルスフェリスと違うのは、サンクテュエールはヒルダズパッションの初仔ではなく兄が4頭いて、そのうちの1頭、半兄で5歳のヨシダ(父ハーツクライ)がアメリカのG1を勝って活躍しているという点。
ちなみに全兄が2頭いるが、6歳のジークカイザーはJRAの現役馬で4勝、4歳のヴェルテアシャフトもやはりJRAの現役馬で2勝を挙げている。
父ハーツクライの半兄ヨシダの活躍に比べると全兄2頭はパッとしない点は少々気になるが、サンクテュエールは産駒初の牝馬であるという点に期待して、netkeiba POGで指名する。
ちなみにヒルダズパッション産駒の牝馬は半妹ヒルダズパッションの2018(父ドゥラメンテ)が誕生している。
実は、カトゥルスフェリスではなくサンクテュエールを選んだのには他にも理由がある。それは馬体。
カトゥルスフェリスは430キロ、サンクテュエールは440キロということで、どちらも小柄な牝馬なのだが、サンクテュエールは写真、動画で見た印象では数字よりも馬体が大きく立派に見えた。
サンクテュエールは8月11日の新潟6R芝1600mでデビューする。鞍上はC.ルメール騎手。
オーナーはキャロットファーム、生産牧場はノーザンファーム。
サンクテュエールの馬名の意味は「聖域(仏)。他馬を凌駕し人を魅了する神聖な走りを見せてほしい」。なかなか深い意味が込められている。
果たしてサンクテュエールは11日の新馬戦を勝利で飾ることは出来るのだろうか。