第54回関屋記念が8月11日に新潟競馬場で行われた。
第54回関屋記念 予想と結果
印 | 着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 単勝人気 |
1 | 7 | 13 | ミッキーグローリー | 牡6 | C.ルメール | 1 | |
▲ | 2 | 7 | 14 | ミエノサクシード | 牝6 | 川島信二 | 6 |
3 | 3 | 6 | ソーグリッタリング | 牡5 | 浜中俊 | 4 | |
△ | 4 | 5 | 9 | ディメンシオン | 牝5 | 戸崎圭太 | 8 |
5 | 3 | 5 | サラキア | 牝4 | 丸山元気 | 5 |
予想
◎ロシュフォール
○ケイデンスコール
▲ミエノサクシード
△ディメンシオン
×サンマルティン
ディープインパクト産駒ミッキーグローリーが鋭い末脚で鮮やかに差し切る
レースは最内マイネルアウラートがハナに立つと、大外トミケンキルカスは競りかけず離れた2番手に。先行争いはなく平均ペースに落ち着いた。
やはり勝負は長い直線でということなのだろう。
道中3番手に付けていたソーグリッタリングを浜中騎手が残り400m辺りで満を持して追い出すと、そこに外から▲ミエノサクシードが並びかけた。
ステイゴールド産駒の2頭が前で叩き合いをしている時、ミッキーグローリーはまだ後ろ。残り200mの手前辺りでようやくルメール騎手がムチを入れた。
しかし、この流れでこの位置。さすがに届かないか…。
ところが、ミッキーグローリーは残り200mで内の各馬を一気に差し切ってしまった。
先に抜け出たミエノサクシードの上がりは32.9秒と十分速く、通常なら勝ちパターンだったのだが、ミッキーグローリーはそれを上回る上がり32.2秒の末脚を使った。
ちなみに道中最後方で脚をためたロードクエストの上がりは31.9秒。しかし、このペースであの位置からではさすがに届かなかった。
ミエノサクシードが2着、ソーグリッタリングが3着、ディープインパクト産駒の牝馬△ディメンシオンが4着、これもディープインパクト産駒のサラキアが5着に入って、上位5頭はディープインパクト産駒とステイゴールド産駒のサンデー系が独占する結果となった。
さて、我が本命◎ロシュフォールだが、直線に入ったところではディメンシオンと同じような位置に付けていた。しかし、追われてもジリジリとしか伸びず9着に終わった。広い新潟で巻き返してくれると思ったのだが切れ味勝負ではサンデー系に敵わなかったか。
田辺騎手のレース後のコメントを見てみよう。
9着 ロシュフォール(田辺裕信騎手)
「出遅れないように気をつけて乗り、ある程度の位置でレースの流れに乗れたのですが、もうひと踏ん張りほしかったです。敗因が距離なのか、前走大きく負けた影響なのかわかりませんが、今日は脚がたまりませんでした」
騎乗した騎手にも敗因はわからないようだ。ただ、田辺騎手がロシュフォールに騎乗するのは今回が初めてだったのだからそれも仕方がない。
対抗○ケイデンスコールは14着と惨敗。古馬の壁だろうか。
ちなみに石橋脩騎手は「もしかすると暑さが堪えたのかもしれません」とコメントしている。
ミッキーグローリーはおよそ9ヶ月ぶり、しかも骨折休養明けということで無印にしたのだが、ここでは格が違ったようだ。ルメール騎手の追い出しのタイミングも絶妙だった。