11番人気ドレッドノータスが京都大賞典を制する

レース回顧2019

第54回京都大賞典が10月6日に京都競馬場で行われた。

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第54回京都大賞典 予想と結果

第54回 京都大賞典

着順馬番馬名性齢騎手単勝人気
147ドレッドノータスせん6坂井瑠星11
2714ダンビュライト牡5松若風馬6
336シルヴァンシャー牡4浜中俊5
411ノーブルマーズ牡6高倉稜4
524エタリオウ牡4横山典弘2

 

予想
◎グローリーヴェイズ
○ノーブルマーズ
▲エタリオウ
△ウラヌスチャーム
△エアウィンザー
△メートルダール

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11番人気ドレッドノータスが2番手追走から直線抜け出す

スタート直後にいきなりウインテンダネスの菱田騎手が落馬。波乱の結末を予感させるアクシデントでレースは幕を開けた。

 

逃げたのはダンビュライト。レノヴァールが2番手に付け、ドレッドノータス、さらに1番人気の◎グローリーヴェイズがそれに続いた。

2〜3番手に付けると予想した◯ノーブルマーズはグローリーヴェイズより後ろの5〜6番手で追走。

前半1000mの通過タイムは59.7秒と2400mにしては締まった流れになった。

 

ダンビュライトが先頭のまま直線に入ると、ドレッドノータスがこれを交わして先頭に立ちそのままゴール。

2着に逃げて粘ったダンビュライト。3着にシルヴァンシャー。

直線ジリジリと脚を伸ばしたノーブルマーズは4着に入った。5着には後方から追い込んだ▲エタリオウ

1番人気のグローリーヴェイズは直線で両側の馬が寄って進路が狭くなり一旦ブレーキをかける形になったが、それがなかったとしても勝ち馬を捕らえられるほどの脚はないように見えた。

紅一点△ウラヌスチャームは7着、14番人気△メートルダールは8着、大阪杯5着以来久々の△エアウィンザーは12着に終わった。

 

11番人気と人気薄のドレッドノータスは先行して直線で逃げ粘るダンビュライトを捕らえると後方で脚をためたエタリオウの34.8秒に次ぐ上がり34.9秒の末脚で後続を振り切った。これでは後ろにいた馬たちに出番はない。

ドレッドノータスは2015年の京都2歳S以来2勝目となる重賞勝利。鞍上の坂井瑠星騎手は今年のフィリーズレビュー以来、こちらも2勝目となる重賞勝利となった。

勝ったドレッドノータスの坂井瑠星騎手、予想で重い印を打った3頭、ノーブルマーズの高倉騎手、エタリオウの横山典弘騎手、グローリーヴェイズのデムーロ騎手のレース後のコメント。

 

1着 ドレッドノータス(坂井瑠星騎手)
「開幕週ですし、イメージ通りのポジションでリズム良く運べたのは良かったです。ダンビュライトが前で粘っていましたが、それを交わしてくれ、後ろも来ないでくれと思っていました。嬉しいですが、やはり一番は師匠である矢作調教師の馬で勝てたのが何よりです。乗せていただいた関係者の皆さんにも感謝したいです。ありがとうございましたの一言ですね。同期の(藤田菜七子騎手の)活躍は良い刺激になります。お互い切磋琢磨していきたいです」

 

4着 ノーブルマーズ(高倉稜騎手)
「もうちょっと前につけられれば良いのですが、こればかりは馬の気持ちがないといけませんから。それでも最低限のポジションは取れました。4コーナーの下りで動いていければ良かったのですが、勝ち馬も目の前にいた馬ですし、力通り走ってくれています」

 

5着 エタリオウ(友道康夫調教師)
「年齢を重ねた分、良い意味で落ち着きは出たのですが、その分、敏感さが無くなった感じで物足りない内容でした。最後は差を詰めているのですが、今日の流れでは苦しかったですね。次は予定通りジャパンカップに向かいますが、ブリンカーを深めに戻すなど工夫をしたいと思っています」

 

6着 グローリーヴェイズ(M.デムーロ騎手)
「久しぶりのせいか、1000mまでハミを噛んでいました。それでも平均的な流れで問題ないと思っていました。3コーナーで外から他の馬に並ばれて、直線まで待とうと思いました。ただ直線は内から寄られて、ワンペースの馬なので大きな影響がありました。馬の状態は良かったです」

引用元:【京都大賞典レース後コメント】ドレッドノータス坂井瑠星騎手ら

 

ノーブルマーズの高倉騎手の「もうちょっと前につけられれば良いのですが、こればかりは馬の気持ちがないといけませんから」というのはもちろんわかるが、切れる脚がない馬だけにもう少し積極的なレース運びをして欲しかったのだが。

いずれにしても馬券圏内の3頭全てが無印ではどうにもならない。

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