武豊『この馬に聞いた!』ダービーがグッと身近になったような気がしたのはナリタタイシンで臨んだ年だった

競馬関連本

2022年5月29日、武豊騎手がドウデュースで第89回日本ダービーを制覇した。自身のダービー5勝という最多勝記録を塗り替える史上初のダービー6勝、さらにこれも史上初の50代でのダービージョッキーとなるなど競馬界のレジェンドにふさわしい記録ずくめのダービー制覇となった。

長年の武豊ファンである私の今年のダービーの興奮はまだまだ冷めない。ダービーのレース映像はもう何度も観た。そのうちに武豊騎手が制した過去のダービー、さらには他のG1レースの映像なども観始めてしまい、気付けば数時間経っていたなんてことになっている。

そうしているうちに今度は久しぶりに武豊騎手の本が読みたくなった。

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武豊『この馬に聞いた!』

私は本を読むのが好きで、もちろん競馬本を読むのも好き。いわゆる競馬必勝本も読むし、競走馬や騎手についてのノンフィクション、騎手や調教師が書いた自伝やエッセイなど競馬関連の様々な本を読む。

本は買えば増える。増えれば本棚からあふれ出すので、手放す。ふいに手放した本を読みかえしたくなって、また買うということはこれまでに何度もあった。これは、もしかしたら本好きあるあるなのかもしれない。

しかし、電子書籍が浸透した今、収納スペースを気にすることなく本を買えるようになった。

現在Amazonで電子書籍限定の講談社文庫50%ポイント還元キャンペーンをしていて、武豊騎手の「この馬に聞いた!」シリーズもキャンペーンの対象になっている。ただし、全6巻のうちなぜか5巻の『この馬に聞いた! 1番人気編』だけ対象外となっている。なお、キャンペーンは2022年6月9日(木)まで

 

このキャンペーンで私は講談社文庫のKindle版を何冊か購入した。久しぶりに読みたくなった武豊『この馬に聞いた!』Kindle版も買った。

 

『この馬に聞いた!』(全6巻中の1巻)は、『週刊現代』’98年4月20日号〜2000年3月28日号に掲載された武豊騎手の連載「この馬にきいた」をオリジナル文庫としてまとめたもの。
※電子書籍版には、伊集院静氏のエッセイ(『RONZA』’95年9月号掲載文に加筆修正)は掲載されていない。

 

武豊騎手の’98年春からの2年間といえば、スペシャルウィークでのダービー初制覇、翌年のアドマイヤベガでのダービー連覇がある。そして、サイレンススズカで臨んだ秋の天皇賞も…。他にもエアグルーヴ、ファレノプシス、シーキングザパールなどなど時代を代表するお手馬が目白押しだった。

ダービーがグッと身近になったような気がしたのは、ナリタタイシンで臨んだ’93年

スペシャルウィークで日本ダービーに臨む直前に書かれた「スペシャルウィーク 強運なパートナー」から、少し長くなるけど引用する。

 

そのように「遠い栄冠」だったダービーが、グッと身近になったような気がしたのは、やはり皐月賞馬ナリタタイシンで臨んだ’93年です。
ダービーは、道中7〜8番手、いわゆる「ダービーポジション」にいないと勝てないといわれます。でもその年は、あえて後方一気に追い込む競馬で勝負しました。それでも差がない3着にまで食い込めたことが、僕の大きな自信になりましたね。
「強い馬は、どんなポジションにいても勝てるんや」
この気持ちが、ダービーを目前に控えたいま、僕の心のゆとりになっているような気がします。
作戦はまだ決めていませんが、スペシャルウィークも、最後の直線で末脚を爆発させるタイプの馬です。3着に敗れ、悔しい思いをした皐月賞の鬱憤を晴らすためにも、気合を入れ直して、当日を迎えたいと思っています。

 

ここでYouTubeのJRA公式チャンネルより1998年第65回日本ダービーのレース映像を。

 

 

ナリタタイシンで臨んだ’93年のダービーで得た自信がスペシャルウィークでのダービー初制覇につながり、さらには今年のドウデュースにもつながっていたのだろうか。

日本で1番強い馬で、海外挑戦したい。2番や3番の馬ではなく、「最強」の馬で。

続いてスペシャルウィークでダービー初制覇を果たした後に書かれた「スペシャルウィークと凱旋門賞に行きたい」からも引用する。

 

自分自身の反応に、僕は驚きました。
「勝ってもガッツポーズはやめよう。あくまでもクールに、クールに!」
と、思っていたのですが、ゴールした瞬間、そんな気持ちはどこかにフッ飛んでいました。
内から沸き上がってくる喜びに体が反応。一度、二度、三度……17万人のファンのユタカ・コールに応えるように、自分でも思ってみなかったガッツポーズを何度も繰り返していました。

 

武豊騎手は、スペシャルウィークで凱旋門賞に行きたいと願っていた。

 

僕は日本で1番強い馬で、海外挑戦したい。2番や3番の馬ではなく、「最強」の馬で。

 

残念ながらスペシャルウィークでの凱旋門賞挑戦は叶わなかったけれど、後に日本で1番強い馬ディープインパクトで凱旋門賞に行くことが出来た。

そして、順調ならば、今年はドウデュースで凱旋門賞に行くことが決定している。私は、武豊騎手とドウデュースにディープインパクトでも果たせなかった日本馬による凱旋門賞制覇を期待せずにはいられない。

 

『この馬に聞いた!』の文庫本は現在絶版なので、電子書籍化されたのはありがたい。十数年ぶりに読んだら面白くて一気に読んでしまいました。

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Kindleで読書

Kindleだと気になる箇所をメモとして保存(内容が見えないようぼかしを入れているがマーカーを引いたように見えている箇所)することが出来るし、後で読みかえしたくなれば、その箇所に移動することも可能。他にも読めない漢字やわからない言葉もわざわざ検索しなくてもKindleの画面上でサッと調べることが出来るのが便利。

私が使用しているのは、ページ送りボタン搭載のKindle Oasis。

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