本日行われた函館2歳ステークスを制したのは、ブトンドール。私が、かなりの自信を持って本命の印を打ったスプレモフレイバーは1番人気を裏切り8着に敗れてしまった。
なお、武豊騎手が騎乗したインゼルレーシングのクリダームは2着であった。
函館記念の本命はフェアリーポルカ!武豊騎手との初コンビで変わるか!?
第58回函館記念が、7月17日に函館競馬場で行われる。
函館記念よりも函館2歳Sの予想に自信があったのに、あの結果である。ますます自信がなくなってきた。
本命は、紅一点◎フェアリーポルカ。
実は、2019年の秋華賞の私の本命馬は、フェアリーポルカだった。結果は、ブービーの16着。苦い思い出のある馬なのである。
フェアリーポルカが最後にレースを勝ったのは、2020年の福島牝馬S。その後は、2021年の中山牝馬Sで3着に入ったのを最後に馬券の対象になっていない。
ルーラーシップ産駒のフェアリーポルカは、切れ味勝負になると苦しく、どちらかというと上がりのかかりやすい小回りコース向き。
そもそもフェアリーポルカを秋華賞の本命にしたのは、秋華賞の前走の紫苑Sで2着に敗れはしたものの「レースでの器用さ」があるのを認めたためだった。
その後、2020年に中山牝馬S、福島牝馬Sと2戦連続で重賞勝ちを決めたように、中山、福島という小回りを得意とする器用さは確かにある。
では、函館はどうかというと、昨年のクイーンSで勝ち馬テルツェットから0.4秒差の4着に入っているように、やはり適性はあるとみる。
ダートに使ってみたり、マイルを試してみたりと陣営も試行錯誤しているようだが、ここに来て、新たな試みなのか、5戦続けて騎乗した三浦皇成騎手から今回、初コンビとなる武豊騎手に乗り替わることになった。
フェアリーポルカの母フェアリーダンスは、トゥザヴィクトリーの半妹。つまりフェアリーポルカは、トゥザヴィクトリーの姪になる。なかなかの良血馬であり、なおかつ武豊騎手とも縁がある。
もちろん、それだけで本命にするのではない。
今日の函館競馬場の芝コースは、稍重。明日も雨の影響は残りそうで、おそらくパンパンの良馬場は望めないと考える。さらに最終週ということもあり土曜のレースを観た限りでは、直線の馬場は傷んできている。
2020年、2021年と2年連続不良馬場となった中山牝馬Sで1着、3着と好走しているように、フェアリーポルカにとっては良馬場よりもむしろ他馬が苦にする分、道悪の方が望ましいくらい。
牝馬でハンデが55キロ。決して軽くないが500kg前後と牝馬にしては馬格があるので大丈夫だろう。
牝馬限定ではあるが重賞2勝の底力は伊達じゃない。小回り、荒れた馬場、そして武豊騎手を味方にフェアリーポルカが久々の重賞制覇を決める。
武豊騎手にもJRA重賞350勝を決めてもらいたい!
函館記念2022予想 最終結論
本命◎フェアリーポルカ以外の印について。
対抗は、ダイワメジャー産駒○スマイル。
ダイワメジャー産駒というと、まずマイラーをイメージするが、スマイルはデビューから一貫して2000m以上のレースに使われており、2000m、2200mで勝っていることから距離に不安はない。
2走前の日経賞では7着に敗れているが、勝ち馬タイトルホルダーと0.8秒差であれば健闘したといえる。前走の新潟大賞典は、後方待機から長い直線で末脚を活かすという、この馬向きでないレースをしたもので度外視してもいいだろう。
追える坂井瑠星騎手への乗り替わりもプラス。
単穴に▲アラタ。
函館2戦2勝とコース相性の良さが光る。また、稍重でも好走しており湿った馬場になっても苦にしない。
押さえに昨年14番人気で2着の△アイスバブル。今年も人気にはなっていないがコース適性は無視できない。
もう一頭、小回り向き△スカーフェイス。前走はG1大阪杯でポタジェと0.5秒差の6着。
予想
◎フェアリーポルカ
○スマイル
▲アラタ
△アイスバブル
△スカーフェイス