【函館2歳ステークス2022レース回顧】ブトンドールがクリダームをゴール前で差し切る!

レース回顧2022

第54回函館2歳ステークスが7月16日に函館競馬場で行われた。

函館2歳Sは、世代最初の重賞レース。

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ブトンドールがクリダームをゴール前で差し切る!人気のスプレモフレイバーは8着

今年の函館2歳Sは、小雨の中、稍重の馬場状態で行われた。

私の本命馬は、1番人気のスプレモフレイバー

 

【函館2歳ステークス2022予想】本命スプレモフレイバー!余裕で...
第54回函館2歳ステークスが7月16日に行われる。本命はダイワメジャー産駒◎スプレモフレイバー。前走の新馬戦を逃げて勝っている。ダイワメジャー×サクラバクシンオーで、スピードがあり、なおかつ直線に入ってからの持続力もある。

 

基本的に穴党であるつもりなのだけど、人気だからといって本命にしないわけではない。ノーステッキで新馬戦を勝利したスプレモフレイバーは、このメンバーの中では力が一枚上であると私は考えていたため、自信の◎だった。

 

 

スタート直後、外からニーナブランドが飛び出すも、内からクリダームとスプレモフレイバーの2頭も前へ。前の3頭が並ぶ形になったが、内のクリダームがハナを主張、結局クリダームが逃げて、それをピッタリとマークするように2番手にスプレモフレイバーが続いた。

 

クリダームの武豊騎手は、3頭が並ぶ形になった時、ちらっと外を見た。私は、これを見た時、武騎手は譲る気はないのだろうなと思った。

実際そうだったわけだけど、この状態で最内のクリダームがハナ争いに敗れると、外からクリダームの前に馬が入ることになってしまう。クリダームは、新馬戦では外枠から2番手につけ先行しており、レースで前に馬を置いたことがまだない。ここで勉強させるつもりであれば、あるいは馬込みに入れてもいいかもしれないが、勝ちに行くならハナにこだわるのが、よりベターな選択だろう。

 

先手を取り切ったクリダームは、そのまま直線へ。残り200mを過ぎても先頭クリダーム、2番手スプレモフレイバーの順で変わらず。

しかし、スプレモフレーバーの脚色は鈍く、新馬戦のような余裕はなく、吉田隼人騎手が一発、二発と鞭を入れた。

 

このまま2頭で決まってくれという私の願いも虚しく、後続馬が殺到、スプレモフレイバーは馬群に沈んだ。

こうなったら、せめてクリダーム(というか武豊騎手)に勝って欲しいと思ったのだが、ブトンドールにゴール前で差されてしまい2着に終わった。

道中ポツンと最後方にいたオマツリオトコが直線で怒涛の追い込みを見せて3着に入った。

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武豊騎手「一頭強い馬がいました」

レース後のコメントはこちら↓

 

2着クリダームの武豊騎手のコメント。

 

2着 クリダーム(武豊騎手)
「惜しかったです。この枠で好スタートを切れたので、迷わず先手を取りました。振り切ったかと思いましたが、一頭強い馬がいました。この馬も良いスピードがあります」

 

8着スプレモフレイバーの吉田隼人騎手のコメント。

 

8着 スプレモフレイバー(吉田隼人騎手)
「クリダームを負かすために早め早めの形になりましたが、結果的に厳しくなりました。まだ体を上手く使えていない感じです。人気になっていたので勝ちたかったのですが、走り切れませんでした」

 

「クリダームを負かすために」と吉田隼人騎手がコメントしているように、ハナ争いの決着がついた後もスプレモフレイバーにピッタリとマークされたクリダームにはかなり厳しいレースとなった。

武豊騎手が「振り切ったかと思いましたが、一頭強い馬がいました」とコメントしているが、それでも粘って2着を確保したクリダームは、負けて強しなのではないかと私は思う。

私が思っていた以上にクリダームが強かった。そして、スプレモフレイバーは、私が思っていたような一枚上の力ではなかったということなのだろう。

 

ブトンドールの函館2歳Sの勝ち時計は、1分11秒8

これは、過去10年で最も遅い。ただし、過去10年で良馬場開催でなかったのは、稍重開催だった2015年のみだが、その時の勝ち時計でも、1分10秒6と今年よりも1秒2速い。

 

では、今年の函館2歳Sのレースラップを見てみると、

 12.3 – 10.7 – 11.5 – 11.9 – 12.3 – 13.1

前半3Fは、34.5秒。最後の1Fが、13.1秒とガクンと落ちている。

 

一方、同じ稍重開催だった2015年のレースラップはというと、

 12.2 – 10.6 – 11.3 – 12.0 – 12.3 – 12.2

こちらは前半3Fが34.1秒。最後の1Fは12.2秒と12秒台前半をキープ。

これは、逃げ馬が直線で早めに捕まったため、最後の12.2秒は勝ち馬ブランボヌールが刻んだラップ。

ブトンドールの上がりが36.6秒、ブランボヌールのそれは35.7秒。この2頭のコーナーの通過順位はほぼ同じで、3〜4コーナーで外から捲るように上がって行ったのも同じ。

ただ、ディープインパクト産駒のブランボヌールは先団に取り付くのに時間がかからず、直線半ばで並ぶ間もなく逃げ馬を抜き去っており、ゴール前でクリダームを捕らえたブトンドールとはそこが違う。

今年と2015年、レースのレベルが違うのか、それとも同じ稍重発表でも馬場状態のタフさが違ったのか。それは、今後明らかになるだろう。

ちなみに2015年の勝ち馬ブランボヌールは、後に阪神JFで3着に入った。

 

予想と結果
1着 ブトンドール(4番人気)
2着▲クリダーム(3番人気)
3着 オマツリオトコ(8番人気)
4着△ゴキゲンサン(10番人気)
5着△ミスヨコハマ(7番人気)

8着◎スプレモフレイバー(1番人気)
11着◯ミシェラドラータ(2番人気)

 

「リアルインパクト×ヨハネスブルグなら道悪も悪くなさそう」とさらっと触れただけの10番人気ゴキゲンサンが4着と健闘して、熱く理由を書き連ねた自信の本命馬、1番人気のスプレモフレイバーが8着に敗れた。

 

いちご
いちご

まあ、それが競馬予想の面白いところですよね(泣)

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