30日(日)に中京競馬場で行われる第55回CBC賞。
前走G1高松宮記念で2着のセイウンコウセイ、3着のショウナンアンセムなど13頭が出走する。
本命は重賞初騎乗の岩田望来騎手のラベンダーヴァレイ
CBC賞の本命はディープインパクト産駒の牝馬◎ラベンダーヴァレイ。
デビュー後は桜花賞を意識してだろうか(桜花賞はジュエラーの6着)、マイルを使われていたが、最近は1400m以下の短距離路線にシフト。ここ3戦は1200mで2着、4着、2着。距離適性があることを示した。
ラベンダーヴァレイと同じディープインパクト×フレンチデピュティの牝馬ウリウリが2015年にこのレースを勝っている。ただし、ウリウリには重賞勝ちなどの実績があったが、ラベンダーヴァレイは重賞未勝利(チューリップ賞でシンハライトの3着が最高)。
ラベンダーヴァレイは、ここ3戦、馬体重430キロ台で出走。小柄な牝馬だけに51キロの軽ハンデは好材料。
騎乗するのは今回が重賞初挑戦となる岩田望来騎手。その望来騎手は、本日行われた中京競馬場の最終レース芝1200mを5番人気のホッコーシェルビーで鮮やかに逃げ切って勝利した。ゴール前の力強い追い方は父・岩田康誠騎手にどこか似ているように見えた。
ちなみに2015年にウリウリでCBC賞を勝ったのは岩田康誠騎手である。
CBC賞2019予想
対抗はトップハンデ58キロを背負う○セイウンコウセイ。
2017年から3年連続で高松宮記念に出走、2017年1着(幸騎手)、2018年6着(松田大作騎手)、2019年2着(幸騎手)。
前走の高松宮記念から再びセイウンコウセイとコンビを組むことになった幸騎手。12番人気と人気薄ながら2着と早速結果を出した。やはり相性が良いのだろう。馬格のある馬でトップハンデの58キロもそれほど問題にはならないだろう。
結果を出しても人気にならない馬というのはいるもので、セイウンコウセイもそんなタイプ。実績から1番人気でもおかしくないと思っていたが、先ほど確認した前日オッズでは3番人気だった。
単穴は▲レッドアンシェル。前走の彦根ステークスで初めて芝1200mのレースを走ったのだが、ゲートを出てスッとスピードに乗ると楽に先行、直線に入って追い出されると前を行く馬を並ぶ間もなく抜き去り、2着に2馬身半差をつけて快勝した。どうやら距離は問題ないようだ。
マンハッタンカフェ産駒に器用なイメージがないのだが、素軽さは母父ストームキャット譲りだろうか。距離はいいが初コースの中京がどうか。
ディープインパクト産駒△アレスバローズ。今回の出走馬でディープ産駒はラベンダーヴァレイとアレスバローズの2頭のみ。
アレスバローズは昨年のCBC賞勝ち馬。一昨年の勝ち馬シャイニングレイもディープ産駒。しかもシャイニングレイはディープインパクト×クロフネ(父フレンチデピュティ)で、これはディープインパクト×フレンチデピュティのラベンダーヴァレイにとってさらなるプラス材料。
押さえにダイワメジャー産駒×ビップライブリー。
予想
◎ラベンダーヴァレイ
○セイウンコウセイ
▲レッドアンシェル
△アレスバローズ
×ビップライブリー
私はジャングルポケットが好きで、ジャンポケ産駒をつい買いたくなるのだが、ショウナンアンセムにとってフルゲート18頭のG1高松宮記念と違って13頭立てのCBC賞で締まった流れになるかどうかが鍵になりそう。今回は無印で。