第56回スプリンターズステークスが10月2日に中山競馬場で行われる。
本命はヴェントヴォーチェ!直線の急坂を駆け上がるパワーあり!
G1スプリンターズSの本命は◎ヴェントヴォーチェ。
前走キーンランドCを快勝し、重賞初制覇を果たした。そのキーンランドCでは6番人気だった。2走前の函館SSで2番人気に推されながら7着、前走アイビスSDでは1番人気に推されながら9着に敗れていたこともあって人気を落としていた。キーンランドCでは直線で荒れた内を嫌がる他馬が外を選択する中、ルメール騎手が内を突くファインプレーもあったが、上がり最速の34.0秒の末脚が光った。
ヴェントヴォーチェは4走前にスプリンターズSと同じ舞台の中山芝1200mの春雷Sを2着馬に3馬身差をつけて快勝している。その2着馬がスプリンターズSでもそこそこの人気を集めそうなタイセイビジョン。春雷Sはハンデ戦ということで、ヴェントヴォーチェはタイセイビジョンよりも斤量が2キロ軽い55キロではあったが、直線の急坂を一気に駆け上がって後続を突き放す力強い走りは見事だった。
同じ舞台のスプリンターズS、さらに鞍上も春雷Sの時と同じ西村淳也騎手。一方、メイケイエール、ナムラクレア、シュネルマイスターといった人気上位馬は、中山芝1200mでの勝ち鞍がない、もしくは未経験。
ヴェントヴォーチェが中山の直線の急坂を味方につけて人気馬を蹴散らす。
スプリンターズステークス2022予想 最終結論
本命◎ヴェントヴォーチェ以外の印について。
対抗は◯ナムラクレア。
前走の北九州記念では直線で馬群を縫って追い込んでの3着。敗れはしたが、負けて強しの内容。
鞍上の浜中騎手は土曜に中山で4鞍に騎乗して3勝を挙げた。メインレースの秋風Sでは北九州記念のナムラクレアの再現かのように馬群を縫って、今度は上手く抜け出して勝っていた。浜中騎手は日曜は2鞍しか騎乗しないため、土曜のレースで色々と試したのだろうか。
ナムラクレアは、中山を走るのは今回が初。同じく直線に急坂のある阪神で好走はしているが勝ち鞍がないのは、坂で末脚の切れが鈍るからなのか、距離(阪神では1400m、1600mを走っている)の壁だったのか、それとも勝った相手が強かったのか。今回は斤量53キロを活かしてどこまで古馬に迫れるかがポイントになりそうだ。
単穴に▲メイケイエール。
前走のセントウルSは1番人気に応えて快勝。文句のつけようのないレースをした。
しかし、気になるのは昨年のスプリンターズSの結果。乗り難しい馬で池添騎手とは初コンビであったというのもあるかもしれないが、上位馬からは離された4着。中山での勝ち鞍がないのは割引材料だろう。
△タイセイビジョンは追い込んで届かずの2着が3戦続いている。信頼するには危険だが、馬券圏内に突っ込んできそうな気配があり外せない。
あと、ヴェントヴォーチェとのタートルボウル丼を密かに狙っている。
G1馬の割に人気にならない△ナランフレグ。高松宮記念を制した後の安田記念でも12番人気と人気薄だったが、勝ち馬と0.4秒差の9着と健闘。距離短縮のここでは侮れない。
予想
◎ヴェントヴォーチェ
◯ナムラクレア
▲メイケイエール
△タイセイビジョン
△ナランフレグ