第33回産経賞セントウルステークスが9月8日に阪神競馬場で行われる。
開幕週の馬場で3歳牝馬イベリスの前残りを狙う
本命は3歳牝馬◎イベリス。前走はG1NHKマイルカップで16着と大敗している。
しかし、イベリスは阪神では5着以下がなく、特に阪神芝1200mでは2戦2勝と負けなし。マイルからの距離短縮と得意の阪神コースで前走からガラリ一変は十分ある。
しかも3歳牝馬ということで52キロと古馬に比べて斤量は軽い。夏を越して成長したこの時期の3歳馬にとってこの古馬との斤量差はかなり美味しい。実際過去10年のセントウルSで3歳馬は3勝、2着1回。昨年は今年も出走している牝馬のラブカンプーが2着に入った。
開幕週の短距離レース。ハイペースになれば前崩れもあるだろうが、そうそう前は止まらない。4枠4番と程よい枠に入ったイベリス。他馬が行かないようなら自ら行くだろうが、他にハナを主張する馬がいるようなら無理に行かなくとも2〜3番手に控える競馬もできる。
ここを勝って賞金を加算してスプリンターズSに向かいたい陣営にとって勝負の一戦。レース間隔は開いたが入念に乗り込まれておりこのレースに賭ける意気込みが感じられる。
セントウルステークス2019 最終結論
本命◎イベリス以外の印について。
対抗は○タワーオブロンドン。スプリント路線に転向して3戦目。函館SS3着、キーンランドC2着といい感じに距離にも慣れてきたようだ。
阪神では3戦して2勝3着1回。そのうち重賞アーリントンC勝ちとG1朝日杯FS3着。得意のコース、慣れてきた1200mの距離で好走の可能性は高い。あとは前走のようにスタート後につまずかなければ。
単穴に武豊騎手騎乗の▲マテラスカイ。マテラスカイの芝への路線変更は武豊騎手の芝スタートが速いという言葉の影響もあったようだ。実際に芝スタートのダートレースの映像を観てみると、確かに速い。しかし、いくら芝での走りが悪くないと言っても、開幕週のスピード決着となった場合に果たしてどこまで食らいついていけるのかという点で不安になり枠順確定の記事では本命候補と書いたが、結局▲とした。
高松宮記念以来久々の△ミスターメロディ。ここは前哨戦のつもりだろうが、過去にも高松宮記念勝ち馬が久々で勝っており、やはりG1馬の底力は侮れなない。
サマースプリントシリーズ優勝を狙っている△ダイメイプリンセスにとって、なんとか上位に食い込んでポイントを加算したいはず。鞍上に川田騎手を確保したのが本気度の高さではないだろうか。追い込みが届く馬場状態だった前走と違い、あまり後ろから行くようでは掲示板確保も危ういだろうがそこはリーディングジョッキーの腕の見せどころ。阪神は初めてだが中山での好走はあるし坂はこなせるだろう。
もう一頭△ペイシャフェリシタ。最内から好位に付けて直線で内から抜け出すイメージで。馬連よりもむしろワイドの相手に。
予想
◎イベリス
○タワーオブロンドン
▲マテラスカイ
△ミスターメロディ
△ダイメイプリンセス
△ペイシャフェリシタ
北九州記念で本命にしたアンヴァルだが、阪神で良い結果が出せていないので思い切って無印にしてみた。