9月15日に阪神競馬場で秋華賞トライアル第37回関西テレビ放送賞ローズステークスが行われる。
直線での末脚勝負ならウィクトーリア
ローズSの本命はオークス組から最先着4着の◎ウィクトーリア。
そのオークスでは直線で進路が開かず内へ内へと切れ込んだ。まっすぐ走っていれば3着はあったかもしれないと思わせる末脚で、実際に勝ち馬ラヴズオンリーユーの上がり34.5秒に次ぐ34.6秒の末脚で追い込んだ。
ローズSは差し・追い込みが決まるケースが多く、決め手のあるウィクトーリアにはうってつけ。
関東馬で今回が初の阪神となるが、中山芝1800mで勝っており直線の急坂はこなせるだろう。栗東に滞在して調教をしており調子は上々の様子。
ウィクトーリアの母ブラックエンブレムはオークス4着から重馬場のローズSで15着と大敗、そのため本番の秋華賞では人気を落としたが見事に勝利した。
オークス4着は母と同じだがローズS大敗まで同じにならないよう願いたい。
ローズステークス2019 最終結論
本命◎ウィクトーリア以外の印について。
対抗は桜花賞2着のダイワメジャー産駒○シゲルピンクダイヤ。オークスで12着に敗れたのはやはり距離か。2400mから1800mへの距離短縮、さらに桜花賞2着、チューリップ賞2着と得意の阪神なら再び上位争いの一角に加われるはず。
単穴は▲ダノンファンタジー。オークス5着は十分立派だが、マイル戦と違って直線での決め手を欠いたのは、シゲルピンクダイヤ同様やはり距離か。距離短縮で見直し。
オークス組からもう一頭△シャドウディーヴァ。オークスではウィクトーリア、ダノンファンタジーとタイム差なしの6着に入った。オークスの直線ではフラフラしていたように見えた。成長力のあるハーツクライ産駒。調教に騎乗した岩田騎手が「馬が変わった」とコメントしたようだし、夏を越しての成長に期待。
オークス組以外からは2連勝と勢いに乗る名牝スイープトウショウの仔△スイープセレリタス。シャドウディーヴァと同じくハーツクライ産駒。ここに来ての連勝はようやく本格化の兆しが見え始めたのかもしれない。
予想
◎ウィクトーリア
○シゲルピンクダイヤ
▲ダノンファンタジー
△シャドウディーヴァ
△スイープセレリタス
名牝の仔と言えば、ジェンティルドンナの初仔モアナアネラもいて、あっさり勝たれてしまっても不思議ではないが12頭立てであまり手を広げても仕方がないので今回は見送る。