第58回札幌記念が8月21日に札幌競馬場で行われる。
札幌記念の本命はど根性牝馬ウインマリリン!
ソダシとハヤヤッコの白毛馬対決にも注目が集まる今年の札幌記念。パンサラッサ、ジャックドールといった快速馬の存在もあって、例年よりも速いペースのタフな展開が予想される。
私の本命は◎ウインマリリン。
昨年のオールカマーを制した後は、エリザベス女王杯16着、大阪杯16着と2桁着順が続いた。前走の宝塚記念は7着。勝ち馬タイトルホルダーからは1.1秒と大きく離されたものの、2着ヒシイグアスとは0.8秒差、3着デアリングタクトとは0.5秒差とそれほど離されてはいない。しかも、ウインマリリンは、タイトルホルダーを前に見ながら早めに動いた結果。直線でずるずると後退した大阪杯と比べ、この馬らしさが戻って来ており、復調の兆しが見えた。
調教も入念に乗り込まれており、本気度が窺える。
パンサラッサが逃げるとなると、まず速いペースになるだろう。ウインマリリンは、タフな流れで底力を発揮するロベルト系スクリーンヒーロー産駒。オールカマーでは馬群を割る勝負根性も見せた。サンデー系のように切れる脚のないウインマリリンにとって、澱みのないタフな流れの混戦模様が予想される今回の札幌記念は、まさにうってつけの舞台。
鞍上の松岡騎手の日曜日の騎乗は、11、12Rの2鞍で、なんと札幌記念が日曜最初の騎乗レースになる。札幌記念まで集中力を高めてくれるはず。
札幌記念2022予想 最終結論
本命◎ウインマリリン以外の印について。
対抗は◯パンサラッサ。
逃げるのは、この馬で間違いないだろう。無理に競りかければ、潰れてしまうと他馬の陣営は考えるはず。宝塚記念はかなりタフな展開になった。距離短縮は歓迎で、自分の競馬をさせてもらえるのなら、そのまま逃げ切りまである。
ウインマリリンと同厩の▲ユーバーレーベンはドバイ帰り。
そのドバイシーマクラシックでは直線いい脚で差して5着。札幌の芝は内もまだ伸びるが、外の差し馬の脚も目立ちはじめた。ユーバーレーベンの末脚なら前の馬をまとめて差し切る可能性は十分ある。
ユーバーレーベンは札幌2歳Sでレコード勝ちしたソダシの首差2着。また、今日の札幌10R富良野特別を勝ったマイネルトルファンは、ユーバーレーベンの半弟。ユーバーレーベンはゴールドシップ産駒、マイネルトルファンはオルフェーヴル産駒。札幌の洋芝は合う。
押さえは△グローリーヴェイズと△ソダシ。
そして、最後にもう一頭☆マカヒキ。
武豊騎手は土曜の札幌で6鞍に騎乗して残念ながら0勝だった。9、10Rの芝のレースではいずれも最後方からの競馬をしていた。9Rのシルバースピリットについては、スタートダッシュが効かず、ついて行けなかっただけかもしれないが、10Rのヴィトーリアは元々追い込み馬ということもあってのあの騎乗だろう。しかし、それで外から追い込んでどれだけ届くか確かめることは出来たのではないか。人気はないが武豊騎手とマカヒキの一発に期待したい。
ちなみにマカヒキは5歳の時に札幌記念で2着に入っている。
予想
◎ウインマリリン
◯パンサラッサ
▲ユーバーレーベン
△グローリーヴェイズ
△ソダシ
☆マカヒキ