6月26日に阪神競馬場で行われる第63回宝塚記念の枠順が確定した。
第63回宝塚記念 枠順
第63回宝塚記念(G1) 阪神 2200m(芝・右)
1 | 1 | オーソリティ | 牡5 | 58.0 | C.ルメール |
1 | 2 | アフリカンゴールド | せん7 | 58.0 | 国分恭介 |
2 | 3 | メロディーレーン | 牝6 | 56.0 | 団野大成 |
2 | 4 | エフフォーリア | 牡4 | 58.0 | 横山武史 |
3 | 5 | アイアンバローズ | 牡5 | 58.0 | 石橋脩 |
3 | 6 | タイトルホルダー | 牡4 | 58.0 | 横山和生 |
4 | 7 | デアリングタクト | 牝5 | 56.0 | 松山弘平 |
4 | 8 | ステイフーリッシュ | 牡7 | 58.0 | 坂井瑠星 |
5 | 9 | マイネルファンロン | 牡7 | 58.0 | M.デムーロ |
5 | 10 | ヒシイグアス | 牡6 | 58.0 | D.レーン |
6 | 11 | パンサラッサ | 牡5 | 58.0 | 吉田豊 |
6 | 12 | ウインマリリン | 牝5 | 56.0 | 松岡正海 |
7 | 13 | アリーヴォ | 牡4 | 58.0 | 武豊 |
7 | 14 | キングオブコージ | 牡6 | 58.0 | 横山典弘 |
7 | 15 | ディープボンド | 牡5 | 58.0 | 和田竜二 |
8 | 16 | グロリアムンディ | 牡4 | 58.0 | 福永祐一 |
8 | 17 | ギベオン | 牡7 | 58.0 | 西村淳也 |
8 | 18 | ポタジェ | 牡5 | 58.0 | 吉田隼人 |
日経賞、天皇賞(春)と連勝し充実一途のタイトルホルダーは3枠6番。昨年に続き今年の天皇賞(春)も2着とG1・2着が3回のディープボンドは7枠15番。今年初戦の大阪杯で1番人気を裏切り9着に敗れたエフフォーリアは2枠4番、初ブリンカーで臨む。
一昨年、無敗で三冠牝馬となったデアリングタクトは4枠7番。大阪杯で初G1制覇を果たしたポタジェは大外8枠18番。大阪杯で惜しい3着のアリーヴォは7枠13番。大阪杯4着ヒシイグアスは5枠10番。
他にドバイで活躍した馬たちもおり、昨年の13頭から18頭フルゲートとなった今年の宝塚記念は面白くなりそうだ。
宝塚記念 過去5年上位3頭の枠番
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 |
1 | 5 | 7 | クロノジェネシス | 牝5 |
2 | 1 | 1 | ユニコーンライオン | 牡5 |
3 | 2 | 2 | レイパパレ | 牝4 |
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 |
1 | 8 | 16 | クロノジェネシス | 牝4 |
2 | 7 | 14 | キセキ | 牡6 |
3 | 6 | 12 | モズベッロ | 牡4 |
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 |
1 | 8 | 12 | リスグラシュー | 牝5 |
2 | 1 | 1 | キセキ | 牡5 |
3 | 8 | 11 | スワーヴリチャード | 牡5 |
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 |
1 | 2 | 4 | ミッキーロケット | 牡5 |
2 | 7 | 13 | ワーザー | せん7 |
3 | 1 | 2 | ノーブルマーズ | 牡5 |
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 |
1 | 8 | 11 | サトノクラウン | 牡5 |
2 | 2 | 2 | ゴールドアクター | 牡6 |
3 | 7 | 8 | ミッキークイーン | 牝5 |
過去5年で8枠から3頭の勝ち馬が出ている。しかし、昨年は内枠の逃げ・先行馬が2、3着と粘っていることからも当日の馬場状態に注意したい。
また、2019年から3年連続で牝馬が勝っている。
宝塚記念 勝手に展開予想
今年の宝塚記念の注目ポイントのひとつは、どの馬が逃げるか。
アフリカンゴールドは、逃げ馬の中で最も内枠の1枠2番に入った。
【宝塚記念】アフリカンゴールドはハードに11秒9 西園正師自信「仕上がりは万全」 #宝塚記念 #アフリカンゴールドhttps://t.co/JVIOkoAam8
— 日刊スポーツ 極ウマ (@goku_uma) June 23, 2022
しかし、西園調教師は「離れた2番手でもいい」とコメント。どうやら何がなんでもハナに立ちたいというわけではなさそう。
それでは、3枠6番に入ったタイトルホルダーはどうか。
【 #宝塚記念 】 #タイトルホルダー を襲う難問の数々 解決策は横山和の腕に!「選択肢が一つだけのジョッキーじゃない」栗田調教師が抱く絶大な信頼 https://t.co/tNaAuD2rMm#東スポ競馬 #競馬 pic.twitter.com/O8m3eT9nIy
— 東スポ競馬 (@tospo_keiba) June 23, 2022
こちらは栗田調教師が「選択肢が一つだけのジョッキーじゃない」とコメント。横山和生騎手におまかせということだろうか。
吉田豊騎手とのコンビによる逃げを確立したパンサラッサは6枠11番と真ん中の枠に入った。
【 #宝塚記念 枠順確定後の表情】6枠11番でも #パンサラッサ 〝逃げ宣言〟「行くだけの馬ですからね。ジョッキーの思い切りの良さにも期待したいです」 https://t.co/Bp6K2HqJ3P#東スポ競馬 #競馬 pic.twitter.com/jgyFGzxXdM
— 東スポ競馬 (@tospo_keiba) June 23, 2022
矢作厩舎の岡助手は「内に何頭か行きたい馬がいるので兼ね合いにはなる」としつつも、「行くだけの馬」、「ジョッキーの思いきりの良さにも期待」とコメント。これは、ほぼ逃げ宣言だろう。
思い出されるのは、昨年の有馬記念。
逃げたのは、パンサラッサ(菱田騎手)。前半5Fを59.5秒という有馬記念としては速いペースで逃げるパンサラッサをタイトルホルダーが離れた2番手で追走。3コーナー手前からその差を徐々に縮め、タイトルホルダーが直線で先頭に立ったが、直線入り口で既にタイトルホルダーを射程圏内に入れていたエフフォーリアとディープボンドに捕まり、さらにはクロノジェネシス、ステラヴェローチェにも差され、結局、タイトルホルダーは5着に終わった。なお、逃げたパンサラッサは13着と大敗。
横山和生騎手が有馬記念でテン乗りだったのも多少は影響したかもしれないが、タイトルホルダーはマイペースで逃げてこそ、その強さを発揮するのではないか。有馬記念では離れた2番手での追走で、一見マイペースにも見えるが、パンサラッサを捕らえるために動き出さねばならず、ある意味パンサラッサのペースだったと言える。
私は今のところパンサラッサが逃げて、2番手にアフリカンゴールド、その後にタイトルホルダーが続くと予想している。いずれにしろ平均よりも速いペースになるのではないか。
逃げ馬の中ではタイトルホルダーが有力だと見ている。しかし、本命を打ちたいのは、そのタイトルホルダーを直線で捕らえることができる馬。それがどの馬なのか、まだ結論を出せずにいる。