7月7日(日)の七夕当日に福島競馬場で行われた第55回七夕賞。
天候は曇り、稍重の馬場でレースは行われた。
思い描いた通りの騎乗をしてくれた内田騎手だったが…
予想と結果
印 | 着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 単勝人気 |
○ | 1 | 6 | 12 | ミッキースワロー | 牡5 | 菊沢一樹 | 3 |
◎ | 2 | 8 | 15 | クレッシェンドラヴ | 牡5 | 内田博幸 | 2 |
3 | 5 | 9 | ロードヴァンドール | 牡6 | 横山典弘 | 12 | |
4 | 6 | 11 | ゴールドサーベラス | 牡7 | 藤田菜七子 | 11 | |
× | 5 | 1 | 2 | アウトライアーズ | 牡5 | 野中悠太郎 | 14 |
予想
◎クレッシェンドラヴ
○ミッキースワロー
▲ソールインパクト
△ストロングタイタン
×アウトライアーズ
レース回顧
レースはマルターズアポジーが逃げ、離れた2番手にタニノフランケルがつける縦長の展開に。1000mの通過タイムは58秒ちょうど。予想通り平均よりも速いペースになった。
直線の短い福島。3コーナーで早くも後続馬が動き出し、馬群が一気に縮まる。
本命◎クレッシェンドラヴは道中後方で脚をため、3〜4コーナーでまくるように前に上がると、直線入り口で何とか前を行く馬たちを射程圏内に捉える位置までやってきた。
鞍上の内田博幸騎手の手は終始激しく動いていた。しかし、私はその様子を安心して見ていた。なぜなら、スタミナ豊富なステイゴールド産駒によく見られるのだが、クレッシェンドラヴもまた追われれば追われるほど伸びる、バテそうでバテない馬だから。それは前走の福島民報杯でも見せていた。
ここまでは私が予想の段階で思い描いた通りの騎乗をしてくれた内田騎手。「絶対に届く!」そう思って直線の攻防を見守ったのだが、先に抜け出していた○ミッキースワローはトップハンデもなんのその菊沢一樹騎手がひと追いするたびに力強く脚を伸ばす。
クレッシェンドラヴは外から上がり最速36.6秒の末脚で追い詰めるもミッキースワローを捕らえることは出来なかった。それもそのはずミッキースワローもまた36.7秒の脚を使っていたのだ。
先頭でゴール板を駆け抜けたミッキースワローの鞍上では重賞初勝利の喜びをあらわすように菊沢騎手が鞭を持った手を大きく上げていた。
クレッシェンドラヴは3/4馬身差の2着。
3着に先行して粘ったロードヴァンドール。先行勢の中で唯一掲示板を確保し馬券に絡んだ。
4着には藤田菜七子騎手のゴールドサーベラス、5着には私が穴で狙った×アウトライアーズが入った。
1、2着こそ人気馬だったが、3着ロードヴァンドールは12番人気、4着ゴールドサーベラスは11番人気、5着アウトライアーズは14番人気と人気薄の馬たちが健闘した。
他に私が印を打った馬では、▲ソールインパクトが8着、△ストロングタイタンはなんと16着と最下位だった。
クレッシェンドラヴの内田騎手のコメント。
「このメンバーでこれだけやれるんだからね。やっぱり走るよ。勝ち馬は強かったけど、馬も良くなっていた。オレに運がなかったよ」と内田騎手は悔しさをにじませた。今後も芝の中距離路線を歩むことになりそうだ。
クレッシェンドラヴの重賞初勝利はあと一歩のところでお預けとなった。
馬券は馬連が本線でズバッと的中。七夕の楽しい思い出となった。