秋華賞トライアル第4回紫苑ステークスが9月7日に中山競馬場で行われる。
ハービンジャー産駒エアジーンが中山で変わる
2017年のディアドラ、2018年のノームコアと2年連続で紫苑ステークスの勝ち馬を輩出しているハービンジャー。
今年の紫苑Sにはエアジーン、フィリアプーラ、グラディーヴァの3頭は出走する。
本命は1枠1番◎エアジーン。
フローラSは10着ではあるが勝ち馬とのタイム差は0.6秒。上がり勝負の展開になり、エアジーンも33.6秒の末脚で大外から追い込んだのだが届かなかった。しかも、パトロールビデオを観ると直線で加速し始めたところで他馬と軽く接触、再加速したところで今度は他の馬と接触あるいは寄られて驚いたのか外に逃げていた。まあ、それがなくても掲示板の確保は難しかったかもしれないが。
エアジーンの兄弟に目立った活躍馬はいないが、いとこにヴィルシーナ、シュヴァルグラン、ヴィブロスといったG1馬がいる。ヴィブロスは2016年の紫苑Sで2着、秋華賞を制した。
中山では3戦して2勝4着1回と好相性。ミモザ賞を勝った石橋脩騎手の再コンビで臨む。
気がかりなのは1枠1番の最内枠。中山で挙げた2勝は6枠、7枠と真ん中よりも外の枠で4コーナーで外を回っている。最内枠で包まれるようなことがあると不安だが、そこは石橋騎手に任せるしかないだろう。
紫苑ステークス2019 最終結論
本命◎エアジーン以外の印について。
対抗はハービンジャー産駒○グラディーヴァ。前走は京都芝1800mの白百合Sで1番人気を裏切り6着に敗れた。しかし、前半1000mの通過タイムが61.8秒というスローペースとなり、外枠だったため終始外を回ることとなり、直線でも大外に。グラディーヴァも上がり33.9秒の末脚を使っているが、内と外の差、さらに切れ味勝負ではサンデー系に及ばず勝ち馬と0.3秒差の6着に終わった。乗り慣れたデムーロ騎手に手綱が戻り、小回りの中山で再度期待。
単穴にこれもハービンジャー産駒▲フィリアプーラ。中山では2戦2勝と負けなし(いずれも芝1600m)。桜花賞、オークスと惨敗しているが得意の中山でこのメンバーなら上位に食い込めむ可能性は十分。
△パッシングスルーはシンザン記念、フローラS共に4着と好走。前走の福島芝2000mの1勝クラスでは4コーナー手前で先頭に立つとそのまま押し切り3馬身差で快勝。前走のように4コーナーでいい位置に付けられれば面白い。
オークス2着の△カレンブーケドールはここは叩き台だろうが、中山での勝利もあり、無印には出来ない。
予想
◎エアジーン
○グラディーヴァ
▲フィリアプーラ
△パッシングスルー
△カレンブーケドール
今年もハービンジャー産駒が勝つのか。それとも別の種牡馬の産駒が勝つのか。私はハービンジャー丼を期待している。