宝塚記念が終わって、しばらくG1レースはお休みとなり、本格的な夏競馬の始まりとなった。
武豊騎手は、更新された日記によると、今年の夏は小倉ではなく函館で騎乗をするようだ。本日は函館で7鞍に騎乗して、1勝。その1勝が、9Rの長万部特別で初コンビを組んだラキエータ。9番人気で単勝は29.2倍という高配当だった。
明日の日曜、函館では重賞レースの開催はないが、武豊騎手は今日よりもさらに多い9鞍に騎乗する。武騎手に関しては馬券とは別に応援しているので、活躍を楽しみにしている。
CBC賞の本命は今村聖奈騎手騎乗の軽ハンデ・テイエムスパーダ
第58回CBC賞が小倉競馬場で行われる。
本命は軽ハンデ◎テイエムスパーダ。
テイエムスパーダのハンデは48キロと最軽量。騎乗するのは今年デビューの新人ジョッキー今村聖奈騎手。現在、新人騎手で最多の勝利数を挙げている。今村騎手にとって、今回は重賞初挑戦となる。
3歳牝馬のテイエムスパーダは、6戦3勝。小倉芝1200mでは、3戦して2勝2着1回と連を外しておらず、小倉との相性は抜群。
開幕週の小倉の芝はスピードの出やすい高速馬場で、昨年のCBC賞は、なんと1分6秒という日本レコードでの決着となった。開幕初日の今日も速いタイムが出たが、昨年と比べると各クラスで0.5〜07秒ほど遅い。しかも、明日の小倉の天気は、予報では雨となっている。もし、雨が降って多少なりとも馬場が渋るとすれば、昨年の日本レコードのようなタイムは出ないだろう。それでも1分6秒後半〜1分7秒前半くらいのタイムの決着になるのではないか。
テイエムスパーダの小倉芝1200mの持ち時計は、昨年の新馬戦を勝った時の1分9秒5。しかし、前走の阪神3歳以上2勝クラスの芝1200mで、1分7秒9という好時計で2着馬に2馬身半差をつけて快勝しており、今のテイエムスパーダなら得意の小倉で速いタイムの決着にも対応可能とみる。しかも、今回の斤量は48キロ。また、重い馬場もこなせるので、予報通りの雨となって馬場が渋ったとしても問題はない。
前走の皆生特別を2番手からの競馬で勝っているように何がなんでもハナに立たなければならないというタイプではないので、ハナ争いに巻き込まれずに済むはず。
今村聖奈騎手にとって重賞初挑戦初制覇のチャンスだ。
CBC賞2022予想 最終結論
本命◎テイエムスパーダ以外の印について。
対抗は◯スティクス。
テイエムスパーダとどちらを本命にするか、かなり迷った。ただ、天気予報が当たって明日、雨が降った場合、スティクスは、これまで稍重や重馬場で大敗していることから、良馬場の方が望ましいと思ったのと、やはり近走の成績不振が気になるので、こちらを対抗とした。
近走は2桁着順が続いているものの、スティクスは小倉の芝1200mを好タイムで勝利しており、また今回は調教でも好時計を出しているので、得意の小倉で一変する可能性はあると考える。あとは天気予報が外れて雨が降らない、あるいは降っても少量であることを祈るのみ。
単穴に昨年の覇者▲ファストフォース。
前走はG1レース高松宮記念で9着に敗れたものの勝ち馬とは0.3秒差。今回、得意の小倉でこの相手ならあっさりの可能性も十分ある。ただ、ファストフォースの昨年の斤量は52キロ、今年は56キロ。馬格があるので56キロの斤量は苦にしないだろうが、そこはハンデ戦。やはり軽ハンデの馬が怖い。
穴っぽいところから7枠の△モントライゼ、△タマモティータイムの2頭。
モントライゼは小倉2歳Sでメイケイエールの2着。また京王杯2歳S勝ち馬で、朝日杯FSでは4番人気に推された実力馬だ。前走は初のダート戦でシンガリ負け。ダートからの芝替わりと小倉へのコース替わりで変わり身を期待。
タマモティータイムも前走初ダートで大敗(ブービー)。しかし、タマモティータイムは3勝全てを小倉芝1200mで挙げている。小倉芝1200mの未勝利戦を1分7秒1で勝っており、高速馬場にも対応可能とみる。ハンデも50キロと軽量。
予想
◎テイエムスパーダ
◯スティクス
▲ファストフォース
△モントライゼ
△タマモティータイム