ダート重賞・第24回エルムステークスが8月11日に札幌競馬場で行われた。
第24回エルムステークス 予想と結果
印 | 着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 単勝人気 |
◎ | 1 | 3 | 4 | モズアトラクション | 牡5 | 藤岡康太 | 2 |
2 | 8 | 13 | ハイランドピーク | 牡5 | 横山和生 | 10 | |
△ | 3 | 4 | 6 | サトノティターン | 牡6 | 藤岡佑介 | 4 |
4 | 7 | 11 | レッドアトゥ | 牝5 | 福永祐一 | 7 | |
▲ | 5 | 8 | 14 | リアンヴェリテ | 牡5 | 国分恭介 | 3 |
予想
◎モズアトラクション
○グリム
▲リアンヴェリテ
△サトノティターン
×タイムフライヤー
ハイペースでジャンポケ産駒モズアトラクションの末脚炸裂
スタート直後からドリームキラリ、▲リアンヴェリテの逃げ馬2頭による激しいハナ争いが繰り広げられた。内枠の利でドリームキラリがハナを奪ったものの、リアンヴェリテも簡単には譲らず、半馬身差でぴったりとマーク。
予想記事に書いた通りの展開となった。
前半1000mの通過タイムは、なんと58.5秒。これは予想以上のハイペース。
ますます本命◎モズアトラクションの末脚が活きる流れとなり、しめしめと思いながらレースを見守った。
道中、中団のインコースでモズアトラクションの脚をじっくりためていた藤岡康太騎手は、3〜4コーナーでモズアトラクションを追い出しにかかり、直線を向いた時には先行集団を射程圏内にとらえていた。この時点でモズアトラクションの勝利を確信。ジャングルポケット産駒らしい長くいい末脚で前で粘る2頭、リアンヴェリテと×タイムフライヤーを差し切った。
相手はリアンヴェリテでもタイムフライヤーでもいいと思っていたら、リアンヴェリテと同じピンクの帽子が2着に突っ込んで来た。横山和生騎手のハイランドピーク。昨年の勝ち馬だ。
ハイランドピークは前走の大沼Sでリアンヴェリテの6着(4着にモズアトラクション)に敗れており、まだまだ本調子にはないと思って軽視してしまった。
3着に外から追い込んだ△サトノティターン。直線でもたれる癖が出るのではないかと心配したが、テン乗りの初騎乗の藤岡佑介騎手は上手く乗っていた。サトノティターンの上がり36.0秒は、勝ち馬モズアトラクションと同じで最速タイ。藤岡兄弟でワンツーフィニッシュを決めてくれたら馬券が当たっていたのだが。
武豊騎手の久々の重賞勝利を見たい気持ちもあって本命にしようかと思ったが、結局、対抗にとどめた○グリムは見せ場なく7着に終わった。
展開の読み、本命ともピタリと的中したものの、相手が抜けて予想が外れたのは残念だったが、ジャンポケ産駒好きとしてはモズアトラクションがジャンポケ産駒らしい豪快な末脚で重賞初制覇したことは嬉しい。