土曜日に行われたプリンシパルSにPOG馬ドーブネが、京都新聞杯に同じくPOG馬アスクワイルドモアが出走した。ドーブネの鞍上は武豊騎手、アスクワイルドモアは新馬戦から武騎手が主戦として騎乗してきたが、今回は岩田望来騎手に乗り替わりとなった。
結果は、ドーブネが直線で弾けず4着に終わった。一方、アスクワイルドモアはレコード勝ちで見事ダービーの出走権を獲得。しかし、岩田騎手は4コーナーで川田騎手が騎乗するリアド、さらに古川吉洋騎手のストップザタイムの進路を妨害したため5月21日、22日の2日間の騎乗停止処分となり後味の悪い結果となった。
NHKマイルCの本命はインダストリア
第27回NHKマイルカップが5月8日に東京競馬場で行われる。
本命はレーン騎手騎乗の◎インダストリア。
インダストリアは東京芝1800mの新馬戦こそ2着に敗れたが、それも負けて強しと言える内容であったし、その後は未勝利、ジュニアCと連勝。
前走は距離延長で弥生賞に出走。2番人気に推されたものの5着に敗れた。しかし、それも4コーナーで外に振られ直線で大外から上がり最速の脚で追い込んでのもの。実はインダストリアは過去4戦とも全て直線で外に持ち出して追われており、馬群を割るといったようなレースはまだしていない。そういう点で内枠ではなく外めの6枠に入ったのは悪くないのではないか。陣営は枠順に希望はないと話しているので関係ないかもしれないけれど。
リオンディーズ×ハーツクライのインダストリアが東京の長い直線で良い脚を使えることは証明済み。ダイワメジャー産駒の人気馬を差し切れるのはこの馬だろう。今回初コンビとなるレーン騎手は来日してからまだ調子が上がらない様子だが、そろそろビシッと決めてくれると信じて本命とする。
NHKマイルC2022予想 最終結論
本命◎インダストリア以外の印について。
対抗は◯セリフォス。
ダイワメジャー産駒はNHKマイルCで3勝と相性も良く、また鞍上の福永騎手も今年すでにG1を2勝するなど怪我の影響もないかのような好調ぶり。人気を集めるであろうセリフォスとインダストリアどちらを本命にするか迷ったのだが、朝日杯FS以来というローテーションがやや気掛かりという点で、こちらを対抗とした。あっさり勝たれたら仕方がない。
単穴に▲マテンロウオリオン。
セリフォスと同じダイワメジャー産駒。最内1枠1番に入ったことだし、今回はおそらく外から包まれないようにスタートから出していってある程度前のポジションを取りに行くのではないか、あるいは他に行く馬がいなければ逃げるまでありそう。直線早めに抜け出して勝ったシンザン記念のイメージで。
△ダノンスコーピオンは共同通信杯では7着に敗れたが距離短縮のマイルなら東京でも。
△ジャングロにマイルは少し長いと思い前走のニュージーランドトロフィーでは期待していなかったのだが見事に勝った。逃げてロスなく最内を走れたこともあるだろうが、直線ゴール前のマテンロウオリオンとの叩き合いを凌ぎ切ったところに見所があった。東京のマイル戦はベゴニア賞で6着に敗れているが直線でパッタリ止まったのではなかったし、上手く立ち回れればもしかして馬券に絡めるのではないか。武豊騎手に期待。
予想
◎インダストリア
◯セリフォス
▲マテンロウオリオン
△ダノンスコーピオン
△ジャングロ