土曜の福島11R、ハンデ戦の阿武隈ステークス(芝1800m)は、1着に8番人気ゴールドスミス、2着に14番人気エターナルヴィテス、3着に6番人気ホウオウラスカーズが入り、上位人気馬は総崩れ、波乱の決着となった。
明日の七夕賞も荒れるのだろうか、それとも…。
小回り得意なモズナガレボシが目黒記念16着から巻き返す!
第58回七夕賞が7月10日に福島競馬場で行われる。
本命をどの馬にするか、迷いに迷って、ようやく決まった。
本命は、◎モズナガレボシ。
モズナガレボシは、前走、目黒記念で16着に敗れている。しかし、16着と言っても、勝ち馬とは0.8秒差。それほど差をつけられたわけじゃない。
2走前の新潟大賞典では、勝ち馬と0.3秒差の4着。直線で早めに先頭に立ち、ゴール前で捕まったのだが、よく粘った。
昨年の小倉記念を制しているように、モズナガレボシには平坦小回りが合う。福島でも3歳以上1勝クラスではあるが、芝2000mで勝っている。ただ、その後の阿武隈S、福島記念では結果を出せていない。
モズナガレボシがこれまで勝ったレースで使った上がりは、35秒以上。切れる脚が使える馬ではないので、勝負所である程度の位置に付けておきたい。福島記念では、パンサラッサが作ったハイペースに付いて行けなかったのかもしれないが、この馬にしては位置取りが後ろすぎた。
今回はパンサラッサほどのハイラップで逃げる馬は見当たらないし、ある程度のポジションに付けられるはず。鞍上に昨年の七夕賞を勝ち、七夕賞3勝の戸崎騎手を確保したのは陣営の本気度の高さではないか。ハンデも55キロなら。
七夕賞2022予想 最終結論
本命◎モズナガレボシ以外の印について。
対抗は◯ヒュミドール。
福島記念でパンサラッサの2着に入っており、福島では他に芝2600mの信夫山特別も勝つなど好相性。また、小倉記念ではモズナガレボシの2着。ヒュミドールもモズナガレボシと同じく平坦小回りコースが合っている。前走、前々走の急坂の阪神、中山は度外視してもいいだろう。
単穴は▲アンティシペイト。
前走、ハンデ戦の福島民報杯を鮮やかに捲り勝ち。4走前の札幌のオホーツクSを勝った時と同じで、小回りコースでルーラシップ産駒らしい決めての甘さをバテない強みでカバーすることに成功した。
それに、前走で2戦続けて外していたブリンカーを再装着した効果もあったかもしれない。
あとは重賞未勝利の武藤雅騎手が、人気馬で前走と同じように思い切って乗れるかどうか。
穴っぽいところでは△プリマヴィスタ。前走の目黒記念では、勝ち馬と0.3秒差の8着。直線で内を突いたのもあるが、見せ場はあった。
また、2走前の中京で時計の出やすい馬場であったとはいえ、レコード勝ちをしており、晩成タイプのハーツクライ産駒が本格化した可能性もあり軽視できない。
人気の△ヒートオンビートも押さえておきたい。
最後にもう1頭。ヒートオンビートと2頭出しの友道厩舎の△レッドジェネシス。ディープインパクト産駒だが、切れるタイプではないし、母母父にサドラーズウェズがいることからも、上がりのかかる福島で変わり身を期待。スタートダッシュがつかないのが難点だが、前走からブリンカーを装着しており、2走目で効果があれば面白い。
予想
◎モズナガレボシ
◯ヒュミドール
▲アンティシペイト
△プリマヴィスタ
△ヒートオンビート
△レッドジェネシス