2022ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)が8月27日、28日に札幌競馬場で開催されました。
WASJは、一昨年から新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となっていたため、3年ぶりの開催となりました。
武豊騎手が30年ぶりにWASJ優勝!
2022WASJを制したのは、JRA選抜の武豊騎手。
WASJの出走馬は成績によってA〜Dにランク付けされており、騎乗馬は抽選によって決まります。
武豊騎手の騎乗馬は以下の通り。
第1戦 | 第2戦 | 第3戦 | 第4戦 |
メイショウツツジ(C) | アサケレディ(B) | ラブスピール(D) | カフジアスール(A) |
武騎手は、27日の第1戦を6番人気のメイショウツツジで制して幸先の良いスタートを切りました。
同日の第2戦では4番人気のアサケレディで3着。
WASJの得点は以下のようになっています。
1着 | 2着 | 3着 | 4着 | 5着 | 6着 | 7着 | 8着 | 9着 | 10着〜 |
30点 | 20点 | 15点 | 12点 | 10点 | 8点 | 6点 | 4点 | 2点 | 1点 |
なお、出走取消や競走除外の場合は6点、競走中止の場合は最下位と同じポイント。
武騎手は、第1戦の30点と第2戦の15点、合計45点を獲得し、初日を終えた時点で首位に立ちました。
初日2位は、JRA選抜の川田将雅騎手。川田騎手の初日の得点は、第1戦4着(12点)、第2戦1着(30点)で合計42点。
3位も同じくJRA選抜の松山弘平騎手。松山騎手の初日の得点は、第1戦7着(6点)、第2戦2着(20点)で合計26点。
【#WASJ】#武豊 騎手、30年ぶりVへ首位発進「これで終わってくれないかな(笑)」https://t.co/ItIUGjk6DO
— netkeiba (@netkeiba) August 27, 2022
28日の第3戦ですが、武豊騎手の騎乗馬ラブスピールは、馬場入場後に右後肢跛行を発症したため競走除外となってしまいました。
競走除外は、「騎手本人の責任に関係なく騎乗できなかった場合」であるため6点が与えられます。
第3戦を制したのは、松山騎手のメンアットワーク。メンアットワークは、Aランクの馬で1番人気に推されていました。
第3戦を終えた時点で、松山騎手が56点で首位に立ち、武豊騎手は51点で2位、そして、川田騎手が44点で3位となりました。
最終戦となる第4戦の武豊騎手の騎乗馬は、Aランクのカフジアスール。松山騎手はDランクのグレースオブナイル、川田騎手はBランクのメイショウラナキラに騎乗。
カフジアスールは、前走のライラック賞で9着に敗れていましたが、私の目にはパドックで好気配に見えたので、勝ち負けできると思いました。
川田騎手が騎乗する1番人気のメイショウラナキラが逃げ、2番手にバシュロ騎手のアインゲーブング(8番人気)、武豊騎手のカフジアスール(2番人気)は3〜4番手で先行。
直線を向いた時は、カフジアスールが勝ったと私は思いました。しかし、メイショウラナキラは交わせたものの、アインゲーブングがしぶとく伸びてなかなか交わせず、ようやく首差まで迫ったところでゴールとなりました。
ところが、レース後、バシュロ騎手は、最後の直線コースで外側に斜行したことについて戒告を受けました。被害馬はカフジアスール。
パトロールビデオで直線を正面からの映像を見ると、確かにアインゲーブングが外側に斜行しており、しかも、バシュロ騎手はそのまま右鞭を入れ続け、修正しようとする様子が見られませんでした。最後は首差でしたので、斜行がなければ、もしかしたら…と私は思ってしまうのですが、降着にならなかったということは、着順に影響はないと判断されたのでしょう。
【#WASJ】バシュロ騎手JRA初勝利に恋人パコーからキスの祝福「素晴らしい経験に」 #jra #keiba #競馬 https://t.co/KJm1s0ISyL
— 日刊スポーツ 極ウマ (@goku_uma) August 28, 2022
恋人であるパコー騎手から祝福のキスをされて嬉しそうなバシュロ騎手。お幸せに♡
第4戦で武豊騎手はカフジアスールで2着となり20点を獲得。
30+15+6+20=71点となり、2022WASJで見事優勝しました。
2位は59点の川田将雅騎手、3位は58点の松山弘平騎手。
【WASJ】優勝の #武豊 は外国人騎手に感謝「難しい状況の中で来てくれて、張り合いのある充実した2日間でした」 https://t.co/fXAWMFCHOg#東スポ競馬 #競馬 pic.twitter.com/kKuRlfidQH
— 東スポ競馬 (@tospo_keiba) August 28, 2022
【#WASJ】
2022ワールドオールスタージョッキーズは #武豊 騎手が優勝 上位騎手のコメントhttps://t.co/4aQv6ciCbH武豊騎手「外国から来たジョッキーは難しい状況だったと思いますが、日本に来てくれてありがたいなと思いますし、みんなと乗れることは張り合いがあって…」※抜粋
撮影:高橋正和 pic.twitter.com/3GynC5guTC— netkeiba (@netkeiba) August 28, 2022
武豊騎手はWASJの前身WSJS(ワールドスーパージョッキーズシリーズ)で1992年に優勝して以来30年ぶりの優勝となりました。
ドウデュースでダービー制覇、ノットゥルノでJDD制覇でWダービー制覇を果たし、さらにWASJ優勝と今年の武豊騎手は絶好調。
秋のフランスから吉報が届くような気がします。
武豊騎手、今年は──。
日本ダービー=史上初の50代V&最多6勝
JDD=17年ぶり制覇は3度目Wダービー
WASJ=平成4年→令和4年の30年ぶり優勝←今ココ
凱旋門賞=30頭目での日本競馬界初&53年の悲願←35日後#武豊 #凱旋門賞 pic.twitter.com/0t1j0RHYDf— 日刊ゲンダイ 競馬 (@gendai_keiba) August 28, 2022
凱旋門賞がますます楽しみになりました。