第88回東京優駿(日本ダービー)が本日5月30日に東京競馬場で開催される。
今年のダービーには、2頭のPOG馬が出走する。どちらもディープインパクト産駒だ。
1頭は皐月賞7着のディープモンスター。そして、もう1頭が非皐月賞組で前走毎日杯を制したシャフリヤール。
2頭共に前走から乗り替わりとなる。乗り替わりと言っても、主戦に手綱が戻るだけなのだが。ディープモンスターには武豊騎手、シャフリヤールには福永祐一騎手が騎乗する。
POG馬に武豊騎手が騎乗してダービーに参戦するというのは武豊ファンである私にとって大変嬉しいことで、ディープモンスターを本命にしたいところではあるのだが…
本命は非皐月賞組のシャフリヤール
日本ダービーの本命は◎シャフリヤール。
現時点ではディープモンスターよりもシャフリヤールに可能性を感じる。シャフリヤールは共同通信杯で後に無敗で皐月賞を制するエフフォーリアに2馬身以上の差を付けられた3着に敗れた。しかしながら新馬勝ちからの久々のレースでの重賞挑戦で、スローな流れを外からよく追い込んだ。
ひと叩きの効果もあったのか前走の毎日杯をレコード勝ち。ダービーに駒を進めることが出来た。
シャフリヤールの全兄はアルアイン。皐月賞を制した兄はダービーでは5着に敗れたが、シャフリヤールは兄よりも良い末脚を使えるタイプで、ダービー向きのディープ産駒ではないかと思う。
エフフォーリアの父エピファネイアにダービーで騎乗して初ダービー制覇まであと一歩のところで武騎手騎乗のディープ産駒キズナに差されて2着に破れた福永騎手。今度はディープ産駒でエピファネイア産駒のエフフォーリアをゴール前できっちりと差し切ってもらいたい。
日本ダービー2021予想 最終結論
本命◎シャフリヤール以外の印について。
対抗は無敗の皐月賞馬◯エフフォーリア。
好位から早めに抜け出して押し切るという隙のない競馬が出来て、それで勝つのだからお手上げではあるのだが、切れ味勝負になればディープ産駒にチャンスありと見てシャフリヤールを本命とした。
単穴にもう一頭のPOG馬▲ディープモンスター。
まだまだ完成途上ではあるが、皐月賞では2着以下の馬とは大差がなかった。相手は小粒だったが、左回りの中京で行われた梅花賞を快勝しており、舞台が東京になって変わり身での逆転劇を期待している。勝って欲しいのはこの馬と武豊騎手。
人気薄で面白そうなのは、横山典弘騎手騎乗のディープ×ストームキャット△レッドジェネシス。息子のダービー初制覇を父が阻むというストーリーがあってもいい。
押さえに紅一点△サトノレイナス。オークスに出ていればと思うのだが、もはや牝馬が牡馬を一蹴しても驚かない。現時点の完成度では牡馬よりも上か。
予想
◎シャフリヤール
◯エフフォーリア
▲ディープモンスター
△レッドジェネシス
△サトノレイナス