武豊騎手は先週、函館で土日2日間で16鞍に騎乗し、3勝を挙げました。
そのうちの1勝は、中内田充正厩舎所属のスーリールダンジュで挙げたもの。
武豊騎手の中内田厩舎所属馬での勝利は4年9ヶ月ぶり!?
武豊騎手が、7月3日(日)の函館4R3歳未勝利(芝1200m)で騎乗したのは、栗東・中内田充正厩舎所属でゴドルフィン所有の牝馬スーリールダンジュ。
スーリールダンジュは前走が初出走で、福島の3歳未勝利戦(芝1200m)で2着。デビュー戦の鞍上は、中井裕二騎手。
そして、2戦目の鞍上が武豊騎手。
中内田厩舎と聞いて、私が真っ先に思い浮かべる騎手は、川田騎手。武騎手が中内田厩舎の所属馬に騎乗する機会は、ほとんどないと言っていいのではないかと思う。
そこで、武騎手が今年、中内田厩舎の馬に騎乗したことがあったかどうか調べてみたところ、2鞍に騎乗していた。
1月22日に中京競馬場で行われた長篠Sと4月3日に阪神競馬場で行われた心斎橋Sで、共にジャカランダレーン(牝4歳)に騎乗。結果はいずれも5着だった。
そのジャカランダレーンのオーナーは、金子真人氏。
武騎手が、ジャカランダレーンに騎乗したのは、今年1月の長篠Sからで、次の心斎橋Sと2戦連続で騎乗している。
ジャカランダレーンへの騎乗は、中内田調教師からの依頼というよりも金子真人オーナーの希望によるものなのだろうか。
さて、スーリールダンジュだが、こちらは先程も書いたようにゴドルフィンの所有馬。
スーリールダンジュは、Dark Angel産駒で、半姉にミスドバウィ(父Dubawi)がいる。
馬名の意味が気になったので調べたところ「天使の微笑み(仏)」でした。
3歳未勝利(芝1200m)に出走したスーリールダンジュは、中団を追走し、勝負どころで徐々に進出、直線外から鮮やかに差し切った。
2着のウムラウトとの着差は3/4馬身だが、スーリールダンジュはゴール前では余裕を見せていた。
スーリールダンジュは、2戦目で未勝利脱出となった。
【函館4R・3歳未勝利(芝1200)】
ゴドルフィン所有のDark Angel産駒、スーリールダンジュが2戦目で初勝利。武豊騎手×中内田充正厩舎のタッグは2017年10月9日のゼンノサーベイヤー以来、4年9ヶ月ぶりのJRA白星。https://t.co/4uUxEIGYqp
— netkeiba (@netkeiba) July 3, 2022
netkeibaによると、武豊騎手の中内田厩舎所属馬での勝利は、なんと4年9ヶ月ぶりだとか。
当時、中内田厩舎の所属馬であったゼンノサーベイヤーで2017年10月9日に京都競馬場で行われた円山特別を勝っている。
ちなみにゼンノサーベイヤーは、後に武幸四郎厩舎に転厩、さらに障害に転向し、現在は登録抹消となっている。
スーリールダンジュに引き続き武豊騎手が騎乗するのか、それとも…。次走の鞍上が気になるところ。