6月30日に福島競馬場で行われた第68回ラジオNIKKEI賞。
天候は小雨、馬場は不良となった。
ダディーズマインド、内枠の利を活かして果敢に逃げるも…
印 | 着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 単勝人気 |
1 | 7 | 14 | ブレイキングドーン | 牡3 | 田辺裕信 | 3 | |
○ | 2 | 1 | 2 | マイネルサーパス | 牡3 | 柴田大知 | 9 |
× | 3 | 7 | 13 | ゴータイミング | 牡3 | 武豊 | 6 |
◎ | 4 | 2 | 3 | ダディーズマインド | 牡3 | 宮崎北斗 | 7 |
5 | 8 | 16 | アドマイヤスコール | 牡3 | 横山典弘 | 13 |
予想
◎ダディーズマインド
○マイネルサーパス
▲ディキシーナイト
△ヒシイグアス
×ゴータイミング
レース回顧
私の本命馬◎ダディーズマインドは、スタート直後はそれほど行き脚がついていなかったが2枠3番という内枠の利を活かしてなんとかハナに立ち、そのままレースを引っ張った。
その騎乗ぶりから宮崎北斗騎手のダディーズマインドの能力に対する自信のようなものが窺えた。
3〜4コーナーでダディーズマインドの直後につけていた▲ディキシーナイトの鞍上石橋脩騎手の手が激しく動き出すが、ダディーズマインドはまだ持ったまま。直線に入ってようやく追い出し、ダディーズマインドにムチを入れる宮崎騎手。
そのまま逃げ切れるかと思ったが、外からブレイキングドーン、○マイネルサーパスの強襲にあい、さらに大外の×ゴータイミングにも差されて、4着に敗れた。
ダディーズマインドは他馬から無理に競りかけられることはなかったが、直後にぴったりとつけたディキシーナイトに終始突かれるような形になって息が入らなかった分、最後の踏ん張りが効かなかったのではないか。逆にディキシーナイトの方が早めに一杯いっぱいになってしまっていたが。
1番人気に推された△ヒシイグアスは直線だけの競馬で9着に敗れた。勝負所で動けなかったのは馬場のせいか、それともハーツクライ産駒の不器用さが出たのか。
勝ったブレイキングドーンは道中は中団で脚をため、3〜4コーナーで捲るようにして前に上がって直線入り口では先行集団を射程圏内に捉えるという直線の短い福島でハマれば決まる田辺騎手のレース運びが上手くいった。
またブレイキングドーンは、これまで重馬場や稍重でレースをして好走していたことから今回のような重い馬場が初めての馬と違って、苦にせず走れたのかもしれない。
直線ではダディーズマインドとマイネルサーパスで決まるかと思って一瞬喜んだのだが。しかし、宮崎騎手はダディーズマインドにとってベストの騎乗をしたと私は思っているので、本命にしたことに悔いはなくスッキリしている。もちろん本音では勝って欲しかったけれど。
宮崎騎手のレース後のコメントを追記しておく。
4着 ダディーズマインド(宮崎北斗騎手)
「最高のレースをしてくれました。皐月賞のあと休ませたことで馬が良くなっていました。最後までよく頑張ってくれました」
騎乗ぶりからも伝わったが、コメントからもやはり宮崎騎手がダディーズマインドの力を信じて騎乗したことが窺える。