デビュー前から大物と評判だったディープインパクト産駒アルジャンナが9月8日の阪神5Rでデビューした。
アルジャンナ、デビュー戦をノーステッキであっさり快勝
アルジャンナのデビュー戦は阪神芝2000m。なんと5頭立てという超少頭数でのデビューとなった。
注目馬のデビュー戦とあってレース前にはアンカツがこんなツイートをしていた。
アルジャンナ(阪神5R)はどんな勝ち方するんやろか。このレースは単なる5頭立てと思わんほうがいい。
— アンカツ(安藤勝己) (@andokatsumi) September 8, 2019
アルジャンナは他の4頭とはパドックから気配が違っていた。他馬がゆったりのんびりとパドックを周回する中、アルジャンナは鶴首で気合い乗り十分というか乗りすぎているぐらいギラギラしていた。川田騎手が騎乗してからは一層気合いが乗ってむしろイレ込み気味に見えた。そして、それは返し馬まで続いた。
ゆっくりとゲートを出たアルジャンナだったが、スタート直後は頭を上げる仕草を何度か見せたのでヒヤヒヤした。
逃げたのは最内のタガノキングロード。2番手にミッキーノワが続き、アルジャンナは最後方からレースを進めた。
少頭数の新馬戦とはいえ前半1000mの通過タイムは1分5秒2とかなりのスローペース。前の2頭に押し切られる可能性も出てきた。
しかし、4コーナーで5頭一団となり、外を回ったアルジャンナは直線で前の2頭を追った。
直線でテイエムタフガイが外に逸走したが、これは鞍上の田中健騎手がムチを入れようと右腕を上げた時に馬がバランスを崩したのが原因に見えた。
そうこうしている間に前の2頭に並びかけるアルジャンナ。
川田騎手はノーステッキでアルジャンナを軽く促し、アルジャンナはまるで馬なりの調教をしているかのように楽な感じでデビュー戦をあっさりと勝った。
超スローペースだったということもあり勝ちタイムは2分4秒4と平均よりも遅い時計となったが、アルジャンナの勝ちっぷりはタイム、着差以上に強さを感じさせるものだった。
川田騎手「これから競馬で能力を出せるように、時間をかけて過ごしていければ」
川田騎手のレース後のコメント。
1着 アルジャンナ(川田将雅騎手)
「競馬を勉強しながら初戦を終えることができました。まだまだ競馬で能力を出すまでには至っていないので、これから競馬で能力を出せるように、時間をかけて過ごしていければと思います」
デビュー戦で競馬を勉強させていたというのは、確かにその通りだろう。馬の行く気に任せていてもおそらく勝てたと思うが、川田騎手は行きたがるアルジャンナを馬の後ろに入れてゴーサインを出すまで我慢をさせていた。
次は多頭数で揉まれる競馬になっても力を出せるのかを見てみたい。
今年はこれまでほぼ毎年参加してきたサラブレPOGにうっかり参加し忘れたのでnetkeiba POGに集中することにした。
先週はアルジャンナの新馬勝ちとリメンバーメモリーの未勝利4着入着のポイントが加算され、ようやく4桁順位になった。現在の参加人数は33,061人。
netkeiba POGはデビュー前日の23:59まで指名可能というルールなので私は一気に指名するのではなく、慎重に、新馬戦出走が確実となってから指名するようにしている。これまで8頭を指名しており、残り2枠。できれば9月か10月のうちにデビューする馬から指名したいと考えている。