第5回サウジアラビアロイヤルカップが10月5日に東京競馬場で行われた。
第5回サウジアラビアロイヤルカップ 予想と結果
印 | 着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 単勝人気 |
◎ | 1 | 3 | 3 | サリオス | 牡2 | 石橋脩 | 1 |
△ | 2 | 6 | 6 | クラヴァシュドール | 牝2 | 藤岡佑介 | 2 |
▲ | 3 | 8 | 8 | アブソルティスモ | 牡2 | 戸崎圭太 | 3 |
△ | 4 | 2 | 2 | ジュラペッシュ | 牝2 | 吉田豊 | 6 |
◯ | 5 | 8 | 9 | エンジェルサークル | 牝2 | M.デムーロ | 5 |
予想
◎サリオス
◯エンジェルサークル
▲アブソルティスモ
△ジェラペッシュ
△クラヴァシュドール
サリオスが府中の長い直線でハーツクライ産駒同士の勝負を制する
まずスタートで逃げたら面白いと思っていた△ジュラペッシュが出遅れた。新馬戦でもゲートの出が悪かったが、前走で改善されたので大丈夫だと思ったのだが。
結局ハナに立ったのは▲アブソルティスモ。2番手にシコウ。本命◎サリオスは4番手。サリオスを前に見る形で△クラヴァシュドールが続き、その内に盛り返してきたジュラペッシュがつけた。
対抗◯エンジェルサークルはスタートが悪く最後方からの競馬となった。
直線で逃げるアブソルティスモを外からサリオスが追い、サリオスの外からクラヴァシュドールが襲いかかる。
一度はクラヴァシュドールがサリオスよりも前に出たように見えたのだが、サリオスは並ばれてからが強かった。
結局サリオスはクラヴァシュドールに抜かれることなくゴール前で突き放し1・1/4馬身差を付け、1分32秒7のレコードタイムで快勝した。
2着に敗れたとはいえ最後までサリオスに食らいついて行ったクラヴァシュドールにも負けて強しの印象を受けた。
離れた3着に逃げたアブソルティスモ、4着にクラヴァシュドール、5着にエンジェルサークル。
サリオスとクラヴァシュドール、ハーツクライ産駒のワンツーフィニッシュとなったが、府中の長い直線での2頭の叩き合いは見応えがあった。
対抗にした母父ハーツクライのエンジェルサークルは最後方から追い込んだが5着まで。もう少し弾けると思っていたのだが。前走で減らした馬体がさらに減っていたのが気になった。
1〜5着馬の騎手のレース後のコメント。
1着 サリオス(石橋脩騎手)
「力を出せて良かったです。ゲートは上手に出てくれると思っていましたが、内目の枠で、後ろからにならないように気をつけてポジションを取りに行きました。2着の馬もかなりの脚を使っていると思いますが、乗り負けてないですし、能力の高い馬だと思います」2着 クラヴァシュドール(藤岡佑介騎手)
「勝ち馬の位置を取りたかったのですが、主張されて1列後ろの位置になりました。最後もよく走っていますが勝ち馬に迫っていくと勝ち馬はそこからまた伸びました。馬はとても良いコンディションでした」3着 アブソルティスモ(戸崎圭太騎手)
「自分のリズムで良い感じに進めることができました。長く良い脚を使うタイプだと思います。力はありますがまだ気性が若いです」4着 ジェラペッシュ(吉田豊騎手)
「もう1列前で運びたかったのですが、それでも道中はリズムよくいけましたし、最後も反応して脚を使っています。今後はテンションに課題でしょうか」5着 エンジェルサークル(M.デムーロ騎手)
「まだ子供です。スタートもあまり上手ではありませんし、ラストも伸びていません。まだ成長しているところで、これからよくなる馬です」
サリオスの石橋脩騎手、クラヴァシュドールの藤岡佑介騎手のコメントを見ると、スタート後の位置取りにそれぞれの思惑があったことがわかって面白い。
◎△で予想的中と言っても人気馬2頭の堅い決着で結局少しマイナスという結果となったが、まあ仕方がない。