第22回富士ステークスが10月19日に東京競馬場で行われる。
例年通りのスローペースならレッドオルガの出番
本命は5歳牝馬◎レッドオルガ。前走はG1ヴィクトリアマイルに出走、3番人気に推されたが11着に敗れた。
レッドオルガは富士Sと同じ東京マイルのG3東京新聞杯で後に安田記念を制するインディチャンプの2着に入っている。
東京新聞杯(2着)の前半600mの通過タイムは、34.5秒。レッドオルガは6番手でレースを進めて上がりは33.6秒。
ヴィクトリアマイル(11着)はと言うと、前半600mが33.7秒。レッドオルガは7番手と富士Sとほぼ同じような位置取りで上がり34.1秒。
レッドオルガが勝った東京マイル1600万以下の紅葉S(1着)は、前半600mが35.7秒、上がり32.8秒。
同じ東京マイルでもタフな流れになるとディープ産駒らしい鋭い末脚を使うことが出来ず苦戦するが、ゆったりとした流れで直線ヨーイドンになればこちらのもの。
もちろん例外はあるが、富士Sは例年スローペースに落ち着く傾向にある。前走の大敗で今回はそこまで人気にならないだろうし、狙うならここか。
北村友一騎手から福永騎手に乗り替わりというのも藤原厩舎としては勝負に出ているのでは。
富士ステークス2019予想 最終結論
本命◎レッドオルガ以外の印について。
対抗は昨年の勝ち馬○ロジクライ。前走の安田記念ではスタート直後に物見をして斜行し他馬と接触。人気上位馬数頭に迷惑をかけ、ロジクライも9着に終わった。
今回の鞍上は前回初コンビを組んだ武豊騎手。2回目の騎乗でスタートには十分注意を払うだろう。昨年の富士Sでは先行して1分31秒7というレースレコードで勝っている。今年はパンパンの良馬場ではなさそうで、昨年ほどの高速決着にはならないだろうが、ロジクライは稍重や重馬場でも勝っており馬場状態に関してはどちらであっても問題ない。
昨年の富士S以来勝利から遠ざかっているが、2走前の京王杯SCでは勝ち馬タワーオブロンドンと0.1秒差の3着に入っており、年齢的な衰えがあるというわけでもないだろうし、上位争いを期待してもいいだろう。
単穴にロジクライと同じハーツクライ産駒の▲カテドラル。NHKマイルCでは勝ち馬アドマイヤマーズと0.1秒差の3着。今回はアドマイヤマーズが57キロの斤量を背負うのに対し、カテドラルは54キロ。古馬に対してもこの54キロという斤量は有利なはず。
朝日杯FS、NHKマイルCとマイルG1・2勝の△アドマイヤマーズ。距離が少し長いかと思われた共同通信杯でもダノンキングリーの2着に入っており、東京コースは得意なのだろう。
東京マイルの新馬戦を勝っているクロフネ産駒△エメラルファイト。ダービーからの距離短縮で見直したい。
予想
◎レッドオルガ
○ロジクライ
▲カテドラル
△アドマイヤマーズ
△エメラルファイト