ハンデ重賞・第55回農林水産省賞典新潟記念が9月1日に新潟競馬場で行われる。
8枠センテリュオが新潟の長い直線で追い込み決める
新潟記念の本命は8枠の◎センテリュオ。開催最終の新潟の直線は札幌、小倉同様に内が荒れて外が伸びる。特に直線が広い新潟では騎手が思い切って馬を大外に持ち出すケースが見られる。
ディープインパクト産駒の牝馬センテリュオは末脚勝負の追い込み馬。重賞未勝利ながら尼崎Sではその後重賞を3連勝するメールドグラースの2着(3着はカフジプリンス)に入るなど強い牡馬を相手にいいレースをしている。前走のマーメイドSは追い込み届かず4着に敗れた。鞍上の北村友一騎手はマーメイドSのレース後に「平坦がいい」というコメントをしている。実際平坦の小倉では直線で加速してからの伸びが違っていた。急坂の阪神よりは新潟の方が末脚を活かせるかもしれない。
土曜の新潟9R芝2000mの糸魚川特別では3歳牝馬のパルティアーモが33.9秒の上りで外からの追い込みを決めた。また、昨年の新潟記念はブラストワンピースが33.5秒の上りで追い込みを決めている。おそらく明日の新潟記念も速い上がりの勝負になるのではないだろうか。そうなれば牝馬の切れ味、センテリュオの追い込みが決まる可能性は十分。揉まれない外枠、斤量53.0キロと軽ハンデなのも好材料だ。ここを勝って初重賞制覇といきたい。
ちなみに土曜の朝にオッズを見た時はセンテリュオが1番人気だった(と思う)。
センテリュオ1番人気なのか
— いちご (@mysweetkeiba) August 30, 2019
新潟記念2019 最終結論
本命◎センテリュオ以外の印について。
対抗は○ユーキャンスマイル。前走の天皇賞(春)では5着だったが、直線で外にもたれて追いづらそうだった。左回りではもたれる面がないということで、実際に新潟と東京では勝っている。菊花賞では昨年の新潟記念を制したブラストワンピースに勝っており、実績、実力はこのメンバーでは一枚上。ハンデも57キロなら。
単穴は▲カデナ。弥生賞を勝ってからは勝利から遠ざかっていたが、3走前の福島民報杯3着から巴賞3着、そして前走小倉記念2着とここにきて復調気配。新潟の長い直線で決めてを活かせればここでも上位に食い込めるはず。
人気薄で面白そうなのは△サトノワルキューレ。阪神牝馬S、ヴィクトリアマイルとマイル戦を続けて使われたが、2400mで2勝しており忙しい距離よりも長い距離が向いていそう。また、フローラSでは強烈な追い込みを決めており、距離延長で追走が楽になれば直線で末脚を伸ばせる。
ルメール騎手、デムーロ騎手騎乗の良血馬2頭△レイエンダ、△ジナンボーも押さえておきたい。
予想
◎センテリュオ
○ユーキャンスマイル
▲カデナ
△サトノワルキューレ
△レイエンダ
△ジナンボー