私のnetkeibaPOG指名馬シュバルツガイストが、7月24日の札幌5R芝1800mでデビューした。
シュバルツガイスト、新馬戦7着のほろ苦いデビュー
キタサンブラック産駒シュバルツガイストは、インゼルレーシング所有馬。管理するのは、美浦の国枝厩舎。
デビュー戦の鞍上が武豊騎手であること、さらに函館記念を制したハヤヤッコとの調教でいい動きをしたこともあって、netkeibaPOGで指名することを決めた。
画面越しではあるが、当日、パドックを周回するシュバルツガイストから「これは!」と期待できる何かを、少なくとも私は感じることが出来なかった。
しかし、それは他の8頭も同じで、私の目を引くような馬は見当たらなかった。それならシュバルツガイストにチャンスがあるはずだと考えた。
武豊騎手はスタートを決めるとスッと3番手につけた。2枠と内枠だったが、スローで包まれるのを嫌ったのか、あるいは馬を気分良く走らせるためか、馬を外に持ち出した。
新馬戦にありがちな探り合いもあって、逃げた岩田康誠騎手のキスオンザビーチが作ったペースは、前半5Fが1分3秒9という超スローペース。
道中の手応えもよく先行していたシュバルツガイストに、これなら勝てると思ったのだが、4コーナー手前で武豊騎手が追い出しにかかった時のシュバルツガイストの反応は鈍かった。
気合をつけるためか、4コーナーで武騎手が左ムチを1発入れた。
しかし、直線で伸びを欠いたシュバルツガイストは、勝ち馬ドゥアイズから1秒3遅れの7着に敗れた。
勝ちタイムは、1分52秒3。
ラップタイムは次の通り。
前半スローペースからの持続力勝負。ロングスパート向きのルーラーシップ産駒ドゥアイズに向いた流れになったのだとポジティブに考えたくても、他の上位馬からも離され、9頭立ての7着という結果にはさすがに首を傾げたくなった。負けるにしても、次に期待の持てる負け方というのがある。
武豊騎手のレース後のコメント。
7着 シュバルツガイスト(武豊騎手)
「なんでしょうか、特に思い当たることはありませんが、調教の良さを生かせませんでした」
【メイクデビュー札幌5Rレース後コメント】ドゥアイズ吉田隼人騎手ら
敗因については「特に思い当たることはありません」とし、さらに「調教の良さを生かせませんでした」とコメントしている。
調教が良いからといって、必ずしもレースで結果を出せるわけではない。それが競馬。
2番人気シュバルツガイストは直線伸び欠き7着 国枝師「ちょっと負けすぎ」/新馬戦#jra #keiba #新馬戦 #シュバルツガイストhttps://t.co/Hqm8Yg7w8X
— 日刊スポーツ 極ウマ (@goku_uma) July 24, 2022
国枝師は「調教の動きはよかったけれど、4コーナー辺りでは手応えがなかったね。後ろの馬が楽をしていたところはあったけど、それにしてもちょっと負けすぎだね」と落胆していた。
国枝調教師も武騎手同様シュバルツガイストの調教の動きは良かったことを認めつつ、「ちょっと負けすぎ」とコメントしている。
国枝厩舎のG1馬に新馬戦で7着に敗れた馬がいた!
国枝厩舎は新馬戦からきっちりと仕上げることはないという意見もあるが、仮にそうだとしても勝ち馬から1.3秒差の7着は、やはり「ちょっと負けすぎ」だ。
国枝厩舎の名馬アパパネやアーモンドアイも新馬戦で負けている。ただ、アパパネは3着、アーモンドアイは2着と負けたといっても3着以内。
しかし、新馬戦7着から2戦目の未勝利を勝ち、さらに後にG1を勝った馬が国枝厩舎にいた!
それは、昨年の秋華賞馬アカイトリノムスメ。
アカイトリノムスメは、新潟芝1600mの新馬戦で勝ち馬から1.2秒遅れの7着に敗れている。ただし、9頭立てではなく、18頭フルゲートでの7着ではあるけど。
とにかく、今はシュバルツガイストの2戦目での巻き返しを信じるしかない。