7月7日(日)中京競馬場で行われるダート1400mの重賞第24回プロキオンステークス(G3)。
ドバイ帰りの武豊騎手&マテラスカイが連覇を狙う!
プロキオンSの本命は武豊騎手が騎乗する◎マテラスカイ。昨年の覇者だ。
マテラスカイの前走は昨年に続き2度目の挑戦となったドバイのG1・ドバイゴールデンシャヒーン。エックスワイジェットをぴったりマークするように終始2番手でレースを進めたマテラスカイ。直線でエックスワイジェットを捕らえることは出来ず、逆に突き放されてしまったが後続馬の追撃を退け2着と健闘した。
ドバイGSで2着に入った武豊騎手&マテラスカイのコンビだが、実は昨年のプロキオンS以降勝ち星がない。しかもドバイGS前の根岸Sでは13着と大敗している。
しかし、マテラスカイの戦績を見れば、それも納得である。東京競馬場では一度も掲示板にさえ載ったことがない。芝の京王杯2歳Sでの9着を除くと、ダートは2桁着順ばかりという目を覆いたくなる成績なのだ。距離が長かったのか、それとも府中のダートがよほど合わなかったのか。
プロキオンSはレコードタイムで重賞初勝利を挙げたマテラスカイにとって相性のいいレース。土曜の中京のダートは重。明日は回復するだろうが、それでも湿った脚抜きのいい馬場になるのではないか。
中京ダート1400mのスタート直後にしばらく続く芝を苦にせずスピードに乗れるマテラスカイなら昨年同様ハナに立つ可能性は高い。もしも内でハナを主張する馬がいれば、ドバイGSのように2番手に控えてもいい。マテラスカイよりも外の枠で何が何でもという馬がいないのは幸いだ。
武豊騎手&マテラスカイがプロキオンSを連覇する!
…ところが見たい!
プロキオンステークス2019予想 最終結論
本命◎マテラスカイ以外の印について。
対抗は連勝の勢いにのる○ヴェンジェンス。前走の天保山Sでは1番人気のファッショニスタを直線外から差し切り1馬身半差をつけて快勝した。そのファッショニスタは4日に川崎競馬場で行われたスパーキングレディーCを2着馬に4馬身差をつけて圧勝している。
ヴェンジェンスが挙げた5勝全てが阪神ダート1400mでのもの。スタート直後に芝が続くのは中京ダート1400mと同じ。ヴェンジェンスは2歳時に一度だけ中京ダート1400mの寒椿賞を走っているのだが、その時は最内1枠1番からスタート直後の芝で押して前に出てそのままハナに立っていた。ちなみに寒椿賞は2着に敗れたが勝ったクリスタルタイソンはレコード勝ち、ヴェンジェンスはタイム差なし首差の2着だった。
スタート次第ではハナにも立てるであろうヴェンジェンスはマテラスカイにとって怖い存在だ。
単穴に一昨年の覇者▲キングズガード。後ろから行く脚質もあって、追い込んで届かず3着というレースが3回続いている。人気馬マテラスカイが前でレースを引っ張る展開になりそうな今回はこの馬の決め手が活きるのではないか。
不良馬場で行われた昨年こそ前が止まらず7着に敗れたが、一昨年1着、さらにその前の2016年には3着に入るなどこのレースとの相性はいい。自分の競馬に徹してどこまで上位に食い込めるか。
ロードカナロア産駒の△ミッキーワイルドは芝からダート路線への転向が成功。前走の麦秋Sでは2着に4馬身差をつけて圧勝した。
押さえに×アディラート。小回りコースが向かないイメージのあるルーラーシップ産駒だが、アディラートは中京ダート1400mで3戦1着1回2着1回。唯一馬券に絡めなかった時も5着と掲示板は外していない。
予想
◎マテラスカイ
○ヴェンジェンス
▲キングズガード
△ミッキーワイルド
×アディラート
人気の一角アルクトスは初コースということで今回は見送る。