第55回札幌記念が8月18日に札幌競馬場で行われる。
サングレーザーの連覇に期待
予想通り人気はフィエールマン、ワグネリアン、ブラストワンピースの4歳のG1馬3頭に集まった
その3頭に次ぐ人気なのが一つ上の世代の5歳馬、昨年の覇者◎サングレーザーだ。
凱旋門賞を視野に入れているフィエールマン、ブラストワンピースの陣営よりもサングレーザーの陣営の方がおそらく札幌記念への本気度は高いはずだ。
と言うのも、昨年は札幌記念を勝ち、続く天皇賞(秋)で2着、香港カップでも4着と善戦。しかし、年が明けて大阪杯では12着と惨敗。前走の安田記念も昨年と同じ5着に終わった。つまり昨年の札幌記念以来勝利から遠ざかっているのだ。
サングレーザーは札幌では3戦3勝と負けなし。陣営には得意の札幌で勝って秋に弾みをつけたい気持ちが強いはず。調教でもびっしり追われている。安田記念からのローテーションは昨年と同じだ。違うのは鞍上。前走の安田記念から新たに岩田康誠騎手とコンビを組んでいる。
今年に入ってからの岩田騎手のJRA重賞勝利はダイヤモンドSの1勝のみ。土曜は札幌で10鞍騎乗して未勝利に終わった。ゴール前で土曜4勝と絶好調の池添騎手に差し切られてしまったが、2着に入った11Rの札幌日刊スポーツ杯ではようやく、おっと思わせる騎乗を見せてくれた。
コンビを組んで2戦目。岩田騎手がサングレーザーを勝利に導いてくれると信じて本命にする。
札幌記念2019予想 最終結論
本命◎サングレーザー以外の印について。
対抗は昨年のダービー馬○ワグネリアン。およそ半年という長期休養明けで臨んだG1大阪杯でも勝ち馬と0.1秒差の3着に入って、改めて力のあるところを見せた。
2000mという距離に限ればフィエールマン、ブラストワンピースよりもワグネリアンが上だろう。
単穴に2頭出しの藤沢厩舎から3歳馬▲ランフォザローゼス。新馬勝ち以来2着続きで前走のダービーでは7着。勝ちきれないが大崩れもない。札幌は初めてだが、祖母エアグルーヴは札幌記念を連覇している。3歳馬で54キロと斤量も軽く、上位に食い込む可能性はある。
△フィエールマンの前走の天皇賞(春)でグローリーヴェイズに並ばれてから抜かせなかった勝負根性の強さには恐れ入った。洋芝と小回りがどうかだが、やはり押さえておきたい。
×ブラストワンピースも札幌は初めてだが、ハービンジャー産駒で洋芝得意の可能性は高い。初コンビの川田騎手がどう乗るのかも楽しみ。
予想
◎サングレーザー
○ワグネリアン
▲ランフォザローゼス
△フィエールマン
×ブラストワンピース