8月4日に小倉競馬場で行われるハンデ重賞・第55回農林水産省賞典小倉記念。
アイスストーム初の小倉も武豊騎手が小倉記念に使うことを進言
小倉記念の本命は武豊騎手が騎乗する◎アイスストーム。
3歳デビューのアイスストーム。4歳になってようやく本格化したこともあるだろうが、武騎手とコンビを組んで1000万以下の調布特別、1600万以下の垂水Sと連勝。
オープン入りを果たし、今回が初の重賞挑戦となるアイスストームだが、小倉記念に使うことを陣営に進言したのが、武騎手だという。
GIII小倉記念(8月4日＝小倉芝2000メートル)に出走するアイスストームが2走前の1000万下・調布特別を勝った時、騎乗した武豊から吉村調教師に対して、こんなアドバイスがあったという。
「重賞でもいい競馬ができる馬。小倉記念に行きましょう」
デビュー前から能力を買っていた馬とはいえ、ようやく準オープンに上がったばかりの状況で出てきた“重賞”という言葉に、トレーナーもいささか面食らったそうだが…。続く垂水Sでも力が一枚上と思わせる勝ちっぷりで楽々とオープン入り。揚がってきた武豊は「ね。言ったでしょ」と、しびれるセリフを披露してくれたとか。
引用元：武豊、アイスストーム陣営に進言していた「小倉記念にいきましょう」/トレセン発秘話 | 競馬ニュース – netkeiba.com
前走の垂水Sではなく、2走前の調布特別を勝った時点で小倉記念行きを進言していた武騎手。次に垂水Sを勝利した後の「ね。言ったでしょ」は、確かにしびれるセリフだ。
小倉は初めてだが、小回りなら昨年6月に函館で2回走っている。いずれも芝2000mで、1着した後、最下位の13着というなんとも極端な結果。しかし、勝っているのだから小回り自体がダメということはないだろう。
武豊騎手は昨年の小倉記念をトリオンフでレコード勝ちしている。小倉記念の過去10年の成績は2勝、2着1回、3着2回となかなか相性がいい。
同じ4歳のメールドグラースは目下4連勝、そのうち重賞2連勝。しかも小倉で2戦2勝とかなり手強い相手だが、そこはハンデ戦。トップハンデ57.5キロのメールドグラースに対してオープン入りしたばかりのアイスストームの斤量は54キロ。3.5キロの斤量差を武器にアイスストームの重賞初制覇、そして武騎手の小倉記念連覇といきたい。
小倉記念2019予想 最終結論
◎アイスストーム以外の印について。
対抗はトップハンデを背負う○メールドグラース。今年に入って4連勝と負けなし。また、小倉の芝2000mでは2戦2勝と文句のつけようがない。
そんなメールドグラースに付け入る隙があるとすれば、やはりトップハンデ57.5キロの斤量だろう。
単穴にディープインパクト産駒の▲アイスバブル。昨年の夏からメキメキと力をつけてきた印象。前走は重賞初挑戦の目黒記念で2着、勝ったルックトゥワイスはレコード勝ち。
芦毛で夏の小倉との相性も芝1800mで2戦1勝2着1回と良い。
母父トニービンが好成績を残してる小倉記念。今回の出走馬に母父トニービンはいないが、トニービンの血を持つジャングルポケット、カンパニー、ハーツクライの産駒がいる。
現役時代のジャングルポケットが好きで、ジャンポケ産駒（特に東京で）をついつい買いたくなる私としては、2頭のジャンポケ産駒△クリノヤマトノオーと×ノーブルマーズを押さえたい。
クリノヤマトノオーを△にしたのは、鞍上の和田騎手が小倉記念を過去10年で2勝、2着1回、3着2回と武騎手と全く同じ成績でこのレースと相性が良いから。馬の力はノーブルマーズが上かなと思うし、本当はノーブルマーズにもう少し重い印を打とうかと考えていたのだが、高倉騎手の今年の成績を見ると、強気になれなかった。
予想
◎アイスストーム
○メールドグラース
▲アイスバブル
△クリノヤマトノオー
×ノーブルマーズ
武豊騎手は今日の小倉ではいまいち乗れていない印象を受けた。そろそろ重賞を勝つところを見たい。
