第37回マイルチャンピオンシップが、11月22日に今年は阪神競馬場で開催される。
今年の秋のG1は、今のところ1番人気の馬が順当に勝利している。マイルCSも抜けた人気になりそうな馬がいるが、そろそろ1番人気以外の馬が勝っても良いのでは、いや、勝って欲しい。
G1を勝った阪神マイルでアドマイヤマーズ
マイルCSの本命は、◎アドマイヤマーズ。
前走のスワンSは、58キロを背負っての初距離1400mであったが、先行して流れに乗ることが出来た。逃げたカツジを捕まえることが出来ず、さらに後ろから来たステルヴィオに差されて3着に敗れたが、秋初戦、ひと叩きとしては上々の結果。
安田記念、スプリンターズSとG1を連勝しているグランアレグリアは確かに強いが、グランアレグリアの本格化前とはいえ朝日杯FSとNHKマイルカップの2つのG1レースでアドマイヤマーズが優勝してグランアレグリアを破っている。グランアレグリアを負かすことが出来るとしたら、それはアドマイヤマーズではないか。
調教の動きは良く、ひと叩きの上積みは十分見込める。そして舞台はG1朝日杯FSを勝った阪神マイル。切れ味勝負ではグランアレグリアに敵わないだろうから、陣営も先行押し切りを狙うはず。それはスワンSのレースぶりからも明らか。
鞍上の川田騎手は、現在リーディング2位でありながら、今年はまだG1勝利がない。G1で勝てないイメージがついてしまっているが、アドマイヤマーズとコンビを組んで3戦目。手の内に入れたであろう今回は期待できる。
マイルチャンピオンシップ2020予想 最終結論
本命◎アドマイヤマーズ以外の印について。
対抗は、やはりこの馬○グランアレグリア。
安田記念でアーモンドアイを破って優勝。さらに秋初戦のG1スプリンターズSも人気に応えて見事勝利。こうなると流石に強さを認めざるを得ない。ただ、今回はますますマークもきつくなるだろうし、2枠と内枠に入ったことで、揉まれる可能性もある。1番人気に逆らいたい気持ちもあって対抗とした。
単穴に昨年の覇者▲インディチャンプ。
今年は阪神に舞台を移すが、阪神でも好走しており問題はない。大レースで本領発揮するタイプ。グランアレグリアの末脚を警戒して、流れが厳しくなるようならインディチャンプの出番がある。
初の古馬との対戦で毎日王冠を勝った△サリオス。
古馬相手とはいえ毎日王冠の相手は今回とは違う。皐月賞、ダービーとコントレイルの2着に破れたサリオスが、ここで通用するようなら3歳世代の強さを推し量ること出来る。
押さえにこちらも3歳馬、今年のNHKマイルC勝ち馬×ラウダシオン。
デムーロ騎手がサリオスを選んだことで、武豊騎手に回ってきた形だが、これまでに3回騎乗しており相性は悪くない。先行してどこまで粘れるか。
予想
◎アドマイヤマーズ
○グランアレグリア
▲インディチャンプ
△サリオス
×ラウダシオン