第65回有馬記念が明日12月27日に中山競馬場で行われる。
今年の中央競馬は明日がラスト。これまで経験したことのない一年がもうすぐ終わろうとしている。
武豊騎手がワールドプレミアで最後に決める!
有馬記念の本命は、武豊騎手騎乗の◎ワールドプレミア。
朝日杯FS、ホープフルSと武騎手の騎乗馬を本命にしてきた。ここまで来たら、有馬記念も武騎手でいく(笑)。もちろん、いくら武騎手のファンだからと言って、全く勝機のない馬を本命にしたりはしない。
ワールドプレミアは昨年、菊花賞を制して有馬記念に出走。勝ち馬リスグラシューには大きく離されたものの、2着馬サートゥルナーリアとはクビ差の3着。その昨年の有馬記念では、最後方からの競馬で追い込んだ。
しかし、直線の短い中山。有馬記念を勝つなら、やはり理想は菊花賞のワールドプレミアのような好位からの競馬ではないだろうか。
武騎手は、有馬記念と同じ芝2500mで行われた土曜中山の最終レース、グレイトフルSでキタサンバルカンに騎乗、道中は中団よりもやや後方の位置取りでレースを進めた。3〜4コーナーで外から徐々に前に進出したが、スローな流れだったこともあり前の馬が止まらず、逃げた馬がそのまま先頭でゴール。さらに掲示板を占めたのも先行した馬たちであった。キタサンバルカンは9着に終わった。
流石に明日の有馬記念はもっと締まった流れになるだろうが、やはり後方からレースを進めるのは余程末脚に自信がある馬でなければ厳しい。武騎手がグレイトフルSで有馬記念の試走をしたのだとすれば、有馬記念では好位、少なくとも中団からレースを進めるのではないだろうか。
有馬記念の枠順抽選会で3枠5番に決まった時に、菊花賞を勝った時と同じ番号だと言った武騎手。菊花賞でのレースをイメージして、ワールドプレミアの持久力を生かす騎乗してくれるはずだ。ジャパンカップで一叩きをした上積みにも期待。
有馬記念2020予想 最終結論
本命◎ワールドプレミア以外の印について。
対抗は○クロノジェネシス。
稍重の宝塚記念を2着馬キセキに6馬身差をつけて圧勝。4歳になって更にパワーアップした。ぶっつけで臨んだ秋初戦の天皇賞(秋)ではアーモンドアイ、フィエールマンに次いで3着。改めて力のあるところを見せた。重い印を打たざるを得ないだろう。
単穴に▲カレンブーケドール。
時計のかかる馬場を苦にしないタイプで、好位からの競馬で結果を出していることから有馬記念での好走が期待できる。鞍上は、テン乗りの池添騎手。津村騎手には気の毒だが、乗り替わりで新味が出れば面白い。
押さえに△フィエールマン。
とりあえずルメール騎手の馬を黙って押さえておけば間違いない。今年は特にそう。
もう一頭の押さえに△キセキ。
前走のジャパンカップの大逃げは流石に飛ばし過ぎた。しかし、浜中騎手もキセキとコンビを組むのはこれで3回目。気難しい馬だが、テン乗りだった京都大賞典では2着に持ってきていたし、今度はもう少し上手く乗ってくれるだろう。スタミナは十分なので、この馬の場合はどれだけレース前の消耗を抑えられるかが鍵になる。
予想
◎ワールドプレミア
○クロノジェネシス
▲カレンブーケドール
△フィエールマン
△キセキ